しんちゃんは幼稚園は3年保育に入った
年少の時にお兄ちゃんは年長で1年一緒だった
大人しいお兄ちゃんと違って、しんちゃんは活発
先生たちにはとても可愛がってもらった。
楽しい、元気いっぱい、よく褒めてもらった
それが、学校に上がるとまったく逆になった
1年の時の担任は、先生1年生の若い女性。
私が学校に行って最初に見たしんちゃんは
上履きを手に履いてふざけていた
そんなしんちゃんに先生は手を焼いていた
ある日、先生に呼ばれた
真面目に勉強に取り組まない
給食の時間に他の子どもに話かける
学校生活に馴染めない
手に負えないということだった・・・
しんちゃんは明るく活発な子どもではあったが
また、繊細な部分も持っていた
小学校に入ったばかりの頃に学校に黄色い帽子を忘れ
学校に行けないと泣いて、私が一緒に行って帽子を見つけると
まるで何事もなかったかのように元気になったり
そんな、些細なことを気にする子どもでもあった
みんなと違うことにはとても敏感だった
また、自分の中で納得できないことがあると押入れにこもった
3年生から6年生までは、ベテランの先生で
教師から呼び出されるゆな事はなかった
勉強は決して好きではなかった
家で勉強をすることもなく、遊びに夢中だった
しかし、ほどほどに学校の勉強は出来た
私は、あまり心配することもなく小学校生活が終わった