そもそも、何故ジョギングを始めたのか?
その答えは簡単。
パチンコで取ったナッツ缶を一気に二つも食べてしまって下痢をしたから。
ずっとトイレに座りっぱなしだったら、段々と腰が痛くなってきた。
こら、アカンと思ってジョギングを始めた。
いや、最初はウォーキング。
本当に楽なウォーキング。
いきなり走っても続かんと思ったし、走る気もなかったし。
ただ、歩く距離を少しづつ伸ばして行ったんやけど、距離が延びると家に戻るのが遅くなる。
だったら、走ったほうが早いやないか?と思って走り始めた。
といっても、最初は精々1kmくらい走っただけ。
あとは歩いた。
何で全部走らなかったか?と言えば辛いし、面倒臭いから。
しかし、走る距離が長くなるほど、走るのが楽しくなったんや。
大体、そこまで行くのに三か月くらいかかった。
いきなり走ろうと思っても、それは無理があるわ。
最初は軽い気持ちで始めたよ。
最初っから30分走ろうとか、6km走ろうと決めてたわけではない。
もし、最初にそんな目標を立てて、毎日それを実行していたら、確実に挫折していたわ。
普段、走ってないやつがいきなり走ろうと思っても、走れるわけないんやから。
6km走れるようになると、もっと走りたいと思うようになったんや。
走れば走るほど痩せていくしね、体がどんどん軽くなっていくのが実感できた。
一時期は調子こいて20km走ってたこともある。
しかし、やり過ぎは何でも良くない。
そんなに毎日走ってたら、ランナーズニーという脛の靭帯が炎症を起こす怪我というか、状態になってもうた。
そうなったら、走ることはおろか歩くことさえ苦痛になる。
この時は体重が70kgを切ったくらいだったかな。
その怪我のお陰で1年半続けたジョギングを中断してしまったんや。
結果、20kgの減量に成功したのに、1年後には15kgも戻してしまった。
一旦、走るのをやめると再開するのが面倒臭くなってしもて、そのまま放置してしまったんや。
夜に走ってたからね、走らなくなったらその時間、アルコールを飲むようになった。
だから、体重は加速度的に増えてしまったわ。
ジョギングって一か月くらい休んでも、簡単に体重が増えるわけではない。
体質的に脂肪を貯めにくい体になってるし、代謝率だってすぐには落ちない。
走っても走らんでも変わらんやないか?と思っちゃうのも仕方なし。
しかし、二か月後三か月後になると、体重は徐々に増えだす。
増えだしたら、それを止めることは簡単ではない。
ただね、ボケっとユーチューブやネットテレビ観てるだけでも1時間2時間はすぐに過ぎてく。
こういう無駄な時間にホンの30分だけ走れば痩せれると思うと、その時間がもったいないと思うんやな。
お酒飲んで楽しい気分になってる分には良いよ。
人生とは楽しまないといけないわけだから。
でも、何もせずに時間が過ぎてくってのだけは、全く意味がない時間と思うわけや。
そう思うとね、また走ろうと思うようになる。
95kg→70kg切れ→85kg→70kg→85kg→75kg(←今ここ)。
こんな感じで太ったり痩せたりしてる。
最初の中断はランナーズニー、二度目の中断はCOPD。
これだけ一年置きぐらいに体重が変わる人も珍しいやろ?
痩せると周囲の人が「痩せたね」と言ってくれる。
そこで本音を言ってくれる。
「凄く腹が出てると思った」「お相撲さんみたいだった」。
ああ、そういう風に思ってたんやなと思う。
そして、自分が痩せていくと周囲の人の体型も気になる。
ジョギングして格好ええスタイルを保ってる人が、太ってる人をどういう目で見てるのか自分でもわかるわけやから、太ってくると「ヤバい」と思う。
それが現実であり、現実から目を逸らしたり、自分を誤魔化しても虚しいだけや。
だから、頑張る。
結局、それが終わらないジョギングのモチベーションになるわけや。
別に痩せてるから偉いとか、太ってるから駄目だとか、そんなこと言うつもりはないよ。
ただ、あんただってジョギングを始めて痩せて行けば同じようなことを思うはず。
そして、ジョギングが楽しいと思えば、それを周囲の人に伝えたいと思うはず。
ただ、それだけの話。
うちは、男だったら夏上半身裸になれるくらいじゃないとアカン、と思うてる。
それはうちのポリシーであり、ナルシストの延長といえば延長。
ガクトもそれに近いモノを持ってるね。
そういうのが「凄い」とか「面白そう」と思う人だけ走れ。
人生に無駄な時間は作らないほうがええんや。
ほなな。