ディナミータ ファン・マヌエル・マルケス | プクッチ劇場

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ギャンブル魂の真実

 かつてボクシングは重量級の試合しか人気がなかった。



 KOを決めてこそ勝利。

 KOを決めるには軽い階級では難しい。

 ヘビー級の試合はほとんどKOで決まるので、モハメッド・アリ、マイク・タイソンとその時代のヘビー級を制した者は名チャンピオンと呼ばれることが多い。

 しかし、近年では軽い階級でもKOを連発するパンチ力を持った選手が登場し、スピードと合い交えてテクニックの応酬がウケたりする。

 その恩恵を最も受けたのがフィリピンの英雄パッキャオであり、メイウェザーである。

 その2人が長年の要望に応えて5月に対戦する。

 既に両者共に30歳を超えているので、ベストパフォーマンスは難しいかもしれないけども、ファンが待ち続けた試合でもある。

 
 しかしやっ!



 軽量~中量最強のボクサーはマルケスやとうちは信じてる。

 12年にはパッキャオをKOプッシュ。→
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 メキシコはボクシング王国と呼ばれる。



 ミニマム級のリカルド・ロペス、ライトフライ級のウンベルト・ゴンザレス、フライ級のミゲル・カント、スーパーフライ級のカルロス・クアドラス(現役)、バンダム級のルペ・ピントール。

 軽量級のチャンピオンにはメキシコの選手が多い。

 その上のフェザー級ともなると、エリック・モラレス、イスラエル・バスケス、サルバドル・サンチェス、ホセ・ルイス・カスディージョ。

 名チャンピオンと呼ばれるメキシコ人が目白押し。

 その中でもファン・マヌエル・マルケスは最強の呼び声が高い。





 あのパッキャオを6回完全KOした。



 パッキャオは史上二人目のメジャー団体6階級制覇(8階級という見方もある)した名チャンピオン。

 晩年のファイトマネーは10億(円)とも20億とも言われる。

 そのパッキャオとマイケルは4回戦った。

 戦績は1勝2敗(1分け)。

 しかし、2敗はいずれも判定。

 「パッキャオとの3度の対戦は私の全勝だと思うが、なかでも第3戦は完璧に私の勝ちだ。自分のパフォーマンスには満足しているが、ジャッジの考えを変えるためにこれ以上どうすれば良いのかわからない。たとえパッキャオをダウンさせたって、彼らは立たせてまた戦わせるんじゃないだろうか」





 パッキャオが凄いボクサーだというのは事実。



 ライトフライ級からスーパーウェルター級まで制覇し、その間の体重差は20kg以上にも及ぶ。

 普通、20kgもの体重差があると格闘技では致命的な弱点になる。

 パンチそのものの重さが違う。

 しかし、パッキャオは鉄の拳を持ってそのハンディを払いのけた。

 アジアの英雄とも言える。

 

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 マルケスは生涯7回の敗戦を喫している。



 その7回の負けやけども、完全に実力で負けたという試合がほとんどない。

 初戦でマイケルはハビエル・デュランという選手に負けてる。

 しかし、これはマイケルが反則をしたという不可解な判定によって1R反則負け。

 その後、マルケスは無冠の帝王と呼ばれながらも連勝を続ける。

 世界チャンピオンになれなかったのはプロモーターの力不足と言われる。

 そんな不遇な時代を過ごしながらもマイケルは腐らずに29連勝を達成。

 ようやく1999年WBAフェザー級チャンピオンフレディ・ノーウッドと対戦するが、ダウンを2回も取ったのにもかかわらずここでも不可解な判定負け。

 普通の選手ならここで心が折れそうなものの、マルクスは03年IBFフェザー級チャンピオン、マヌエル・メディアに勝ってようやく世界チャンピオンになる。

 その後はWBAとの統一戦に勝利し、パッキャオとの初対戦を迎える。

 この時は判定が割れて1-1の引き分け。

 ただ、ジャッジの1人がダウンをスリップと間違えてパッキャオに1点余分に入れてしまう。

 このジャッジが引き分け判定だったため引き分けとなったけども、規定通りダウンのマイナスポイントを取っていればマルケスの勝ちやった。


 その後、IBF・WBAの防衛記録を伸ばしたマルケスは、またしてもインドネシアで不可解な判定負けをして王者から転落する。



 マルケスはすぐにWBO、WBCのタイトルを奪って、パッキャオとのリベンジマッチに挑む。

 が、ここでも1-2の判定でパッキャオに敗れ、WBCのタイトルを失う。

 そこからWBA・WBCのタイトルを奪い返して、フロイド・メイウェザーと対戦するが、ここでも不可解な二度の血液検査によって、体調を整えることの出来なかったマルケスはメイウェザーに負けてしまう。

 マルケスはその後もパッキャオとの再戦、ティモシー・ブラッドリーとの判定負け以外は全部勝ち。

 現在でもWBOウェルター級のチャンピオンに君臨する。

 現在41歳。


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 何故、マルケスが大事な試合でいつも負けてしまうのか?



 これはひとえにマルケス陣営の政治力のなさによる。

 初戦の負けはコミッション・ドクターのお抱え選手だったため、露骨な贔屓判定によって意味不明の反則負け。
 
 フレディ・ノーウッドとの対戦はホームタウンデジションによって負け。

 インドネシアでの試合も、マルケスのプロモーターに見殺しにされ敵地での対戦となり、ボディーブローもローブローと判定されるなど、露骨なジャッジによって判定負け。

 マルケスほどの名チャンピオンのファイトマネーが、たったの3万ドルだったというのもテンションを下げた。

 メイウェザーとの試合はプライベート契約マッチであったため、体重差が10kg以上あった。

 タイトルの懸かっていないプライベートマッチでは契約体重を超過していても罰金を払えば試合は成立してしまうんやね。

 マルケスは契約通りの体重で試合に臨んだんやけど、メイウェザーは罰金を払ってパワーで圧倒した。

 メイウェザーも名選手やから、違う体重で勝負されたら、いくらマルケスでも勝つのは難しい。


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 マルケスは損な性格やったんや。

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 お人好しと言うんかな。

 トレーナー兼マネージャーのイグナシオ・ベリスタインという人は、トレーナーとしては一流やったけど、マネジメントという面では二流やった。

 パッキャオとの対戦の時、マルケスのほうが格上だというプライドを押し通して、ファイトマネーがパッキャオより下だということで対戦拒否をしてしまうんやね。

 そこで、プロモーターのトップランクを怒らせてしもて、ロクな試合を組んでもらえなくなった。

 パッキャオとの試合を拒否して二試合やったんやけど、そのファイトマネー二つを足してもパッキャオ戦で提示されたファイトマネーには届かなかった。

 それでもマルケスはイグナシオを信じていたから、解雇しなかった。

 お金よりもプライドを選んだチャンピオン。

 それがメキシコ最強と言われたファン・マヌエル・マルケスや。

 今でも最強はマルケスやと思うてる。

 マルケスの前にマルケスなし、マルケスの後にマルケスなし、や。

 ほなな。



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