合気道は本当に強いのか? | プクッチ劇場

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ギャンブル魂の真実

 力なき正義は無力なり、正義なき力は暴力なり。



 こう言うたのはマス・大山やったやろか?(←力なき正義は無能なり、正義なき力も無能なり)

 世界に格闘技は数あれど、現在の総合格闘技を担っているのはレスリング、ボクシング、空手、柔道の4つと言うてもええ。

 どんな格闘技をやっていても、大抵強さを追求していくと、この4つの格闘技とは遠かれ近かれ合いまみえることになる。

 この4つの格闘技を敢えて4大格闘技と呼ばせてもらえば、そのうちの2つが日本発祥というのは誇らしい(←正確にいうと空手は、琉球王国発祥で原型は中国武術と言われてる)。

 しかし、空手、柔道以外にも国外では広く普及してる日本の格闘技がある。


 それはっ!



 合気道やっ!

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 日本柔道立ち技最強と言われた阿部謙四郎をいとも簡単に抑え込んでしまった植芝盛平。



 阿部は素直にその強さを認め、植芝に弟子入りする。

 しかし、木村の師匠であった牛島は合気道を見た時、「やらせだ」と言うて木村と立ち合うよう植芝に要請する。

 植芝は了承するが、偶々その時、木村はどこかに行ってもうてて、両雄が戦うことはなかった。

 確かに合気道というのは、相手が勝手に倒れているようにも見える。



 何故、間合いも取らずに相手が近づいていくのか?


 植芝の弟子で塩田剛三という男がいる。


 
 塩田も植芝に負けないほどの小男だった(身長154cm、体重45kg)。

 塩田は木村よりも年上だったけども、植芝の内弟子として2年間休学してたから、木村と同じ時期に拓大に通っていた。

 当時、木村は拓大最強の男として知られ、「腕相撲で負けたことがない」と言うてた。

 そこで塩田は木村に腕相撲の挑戦をした。

 すると不思議なことに3回中2回、塩田が勝ってしもた。

 昔の武術というのは3回やる場合、2回勝てば相手の面子を考えて最後の1回はわざと負けてた。

 だから、実際には塩田が全勝したと言うてもええ。

 木村も晩年にその話をすると、「2回どころじゃない。10回以上やって全敗した」と言うてる。


 植芝も達人やったけど、塩田も「不世出の名人」「生ける伝説」と呼ばれるくらい強かった。



 塩田も最初は植芝の合気道を見ると、「インチキじゃないのか?」と疑ってた。

 その気持ちを見透かしたように植芝は塩田に、「そこの方、ちょっとやってみませんか?」と誘われた。

 塩田は柔道・剣道の経験者だったので、躊躇わずに植芝と向き合い前蹴りを繰り出した。

 しかし、塩田は一瞬で壁まで吹き飛ばされてしまったそうや。

 そこで、植芝に弟子入りして、8年もの間、合気道の修行をするんやな。


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 植芝が柔道や剣道の師範に妬まれて、30人からの人数に襲われながら簡単に撃退したのは植芝が既に老齢に入った頃。



 だから、植芝が実際に強かったのは間違いない。

 しかし、合気道には何故か、強さを追求しようという気持ちが薄い。

 それは他の格闘技が実技を重視してるのに対して、合気道は精神面を重視してるからとも言われる。

 若き日の格闘家というのは自分の強さは誇ってみせたがる。

 それは宮本武蔵とて同じ。


 マス・大山

 「この地上において 自分より強い人間が存在することを絶対に許さない」


 ジークンドー創始者李小龍

 「ジークンドーでは小手先のテクニックが問われるのではなく、高められた精神と肉体が問われるのだ」


 400戦無敗ヒクソン・グレイシー

 「大事なことは勝つことではない。負けないことだ」


 世界ヘビー級チャンピオン モハメド・アリ

 「おれは神話をつくり、神話に生きる」


 これでもか!というほど、ある種の格闘技の頂点に立った人は勇ましい名言を吐く。

 しかし、塩田剛三はこう言うた。

 「勝つとか負けるとかは、じつにくだらないことです。一個の地球の上に住む人間同士で争うなんて馬鹿げています」




 この余裕こそが最強を知った者の言葉なのか?

 更に塩田は「合気道の一番強い技は何ですか?」と聞かれた時、こう答えた。

 「それは自分を殺しに来た相手と友達になることさ」

 
 悟りきってる。



 この言葉の裏にある凄みに背中に冷たいものが流される気がするわ。


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 今の合気道というのはいろんな分派が出来ていて、基本的に合気道は試合をしないんで、どこの合気道が強いかとかはない。

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 しかし、合気道(のトップクラス)が総合に出てもある程度やれるんじゃないか?という気はする。

 かつて、ケネディ大統領も塩田の道場を表敬訪問した時、合気道の強さを疑った。

 そこで大統領のボディーガード2人と塩田を立ち合わせた。

 すると、いとも簡単にボディーガードは取り押さえられてもうた。

 ボディーガードは「今日は朝食を食べていなかったんで」とケネディに言い訳したそうやけど、ケネディは「食事をしてきたら勝てたとは言わなかった」と「世界訪問旅行記」に記している。

 ただ戦うだけでは虚しいものや。

 そこに何らかの理由づけがないと、早々人間苦しい修行には耐えられん。

 殺気を持って向かってきた相手と「友達になる」。

 これは非常に難しいことや。

 それを可能にしてしまうのが合気道やとすると、合気道恐るべしと言わざるを得ない。

 合気道の強さは未だに謎に包まれてる面が多い。

 本当に合気道って強いんやろか?

 強いんやろけど、その強さを計る尺度がないから、どれくらい強いかはわからん。

 実は弱いのかもしれん。

 合気道の達人の試合を見たい。

 ほなな。



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