電脳戦ファイナル | プクッチ劇場

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 電脳戦とは何か?



 それはコンピューター将棋とプロ棋士との対決。

 プロ棋士が初めて公式の場でコンピューター将棋と対戦したのは05年9月。

 コンピューター側はTACOS、プロ棋士側はあのハッシー。

 結果はハッシーの楽勝。

 この時点で、コンピューターが人間に勝つには何十年懸かると思われていた。

 谷川元名人は「自分が引退してから(コンピューターが勝つ)」と言い放った。

 しかし、羽生や森内と言った世代は近年中にはコンピューターが人間に勝つと予測。

 森内は2010年、羽生は2015年と予想した。


 結果は羽生の予想よりも少し早い2012年、元名人米長邦夫将棋連盟会長が公式の場で初めて敗れる。



 米長はその苦い経験を本にしている。



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 それ以前にもプロ棋士がコンピューターに負けたことはあるけども。



 それはエキシビジョンという形やったり、ハンディ戦という形だったりで公式な場ではない。

 2006年、アマ強豪との2マッチ制でコンピューター側は7勝3敗。

 これを受けて将棋界は当時竜王のタイトルを持っていた渡辺明がBONANZAと対戦。

 渡辺は辛くも勝利を得る。

 この結果に衝撃を受けた将棋連盟はプロ棋士とコンピューターの対戦を公の場では禁止する。

 しかし、コンピューター側の日進月歩により、強いのはどっちだ?と風潮が高まる。

 2011年、将棋連盟の会長だった米長邦雄は自らが挑戦することを表明。

 2012年、米長はボンクラーズと対戦して敗戦。

 ここにトップ棋士とコンピューター将棋の戦いが始まる。





 既にチェスの世界ではコンピューターのほうが強いと言われてるけど。



 将棋は「取った駒を使える」というルールがあるため、チェスよりも複雑。

 米長が敗戦を喫した対戦が「第一回電脳戦」と銘打たれ、第二回からは団体戦になった。

 プロ棋士側は当時A級だった三浦弘行を総大将として5VS5の対戦を挑む。

 結果はプロ棋士側の1勝1分け3敗。



 ここにコンピューターは人間を超えたのではないか?という疑問がもたれる。

 そして、2014年、第三回電脳戦では若手の有望株豊島以外全敗の1勝4敗。

 普通の人間ではコンピューターに勝てないということが証明されてしまった。


 その後、電脳戦リベンジマッチなどで人間側が有利になるものの。



 1秒間に数万手を読むというコンピューターは進化こそすれ退化はしない。

 いつか現役名人や現役竜王が負ける日が来ると思われている。

 いや、思われてるというよりも現実の問題として、そうならないとおかしい、という目で見られている。

 来る3月1日より電脳戦ファイナルと銘打って、阿久津8段を総大将としてプロ棋士は最後の決戦を挑む。


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 結論から先に言うと、人間はいつかコンピューターに負ける。



 これは動かしようのない事実。

 それは羽生でさえ認めている。

 コンピューターは終盤になるとほとんど間違えない。

 それに対して人間は間違える。

 この差がプレッシャーとなり、体力的に人間はいつか負けてしまうんやな。


 米長は対局前にこう言うた。



 「羽生善治対コンピューターの対局料は7億くらい。しかし、この自分なら一千万でやりましょう」

 米長は自分が犠牲になることによって将棋の権威を守ったんやね。

 将棋界にはもっと強い奴がいる。

 それは自分の10倍以上強い。

 まずは自分を負かせてみろと言うたんや。

 

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 米長は負けてしまったけども。

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 それは時代の流れの中で誰かが負わないといけないモノだったんや。

 「人の前に立って、何事かを為すということは、資格が必要だと思うのである。国やお上が発行する免許のことじゃない、そんなのはたかが紙切れだ。

 ここで言う資格とはそういうモノではない。ましてや、金や財産なんてことではさらさらない。男でも女でもない。

 1人の人間が裸になった時、その人間が肉体に有しているモノだ。その人間が、その精神をたたずまいの中に凄ませているもののことだ。

 人の前で歌うこと。人の前で演技すること。ボクシングでも、MMAでもいい、人の前で戦うこと。

 そういう人間には、おのずと資格がなければならないということだ。

 人の前に立つために、何をしたか。

 どれだけのことをそのためにやってきたのか。

 神の前に立った時、顔をあげていることが出来るかどうか、そういうことだ。

 それが資格だ」


 何者でもない奴に限って偉そうな口を利くんや。

 それは資格を持たない者でしかない。

 日々積み重ねてきたもの、鍛錬を積んできたもの、そうしたモノが資格になるんや。

 米長はそうした資格が自分には十分あると言うたんやね。

 ファイナルと銘打ってる以上、電脳戦はこれで最後ということやろ。

 プロ棋士の最後の意地をみせてほしい。

 仮に負けたとしても、資格があった人間やったと思わせてほしい。

 ほなな。



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