原子力発電所・・・ | 日本語教師の独り言

日本語教師の独り言

日々感じたこと、思ったこと、楽しかったことなどを綴っています。
クラシックのコンサートに、ときどき行くので、そのことも備忘録的に書きたいと思っています。



こんにちは!


GW、最終日ガーン


朝は、少し小雨がパラついていましたが、昼過ぎから日も射し、


爽やかな天気となりました。


皆さん、いかがお過ごしでしょうかビックリマーク





わたしは、暦どおりお休みだったのですが、5月は、のんびり


家で過ごしていました。


昨日だけ、お出かけしましたが、、、


いろいろ、「やろう!」と思っていたのですが、思うように進まず、


やり残し(宿題)が出来てしまいました(^▽^;)





さて、少しだけ真面目なお話を、、、





昨日、北海道の泊原子力発電所が定期点検のため、停止となり、


国内にある原子力発電所の稼働が全て停止となったことを受け、


反対賛成それぞれの立場の人たちが、集会などで意見を述べ、


それがニュースとして取り上げられていました。


多くの方がご覧になられたと思います。


皆さんは、どう思われましたか。


一人一人が、考えないといけない問題なんだろう、とは思います。





「電気のない生活」





恐らく、そんな生活は、考えられないと思います。


そう考えると、改めて、「光」の有り難さに気づきます。


社会が近代化(経済発展)する中で、電力(エネルギー)の問題に


直面する(してきた)ことを、わたしたちは知っています。


その代表例が、豊かな水量そして大きな落差を持つ黒部川を有する、


北アルプスの黒部峡谷にダムを設置し、水力発電所を建設したもの


です。


NHKの番組でも取り上げられ、石原慎太郎の小説「黒部の太陽」


でも、その難工事の様子が伝えられてきました。


巨額な費用がかかったこと、またたくさんの死者を出したこと、


その反省から、より安全でより確実に供給でき、環境にも配慮した


エネルギー源として、原子力を用いた発電技術の開発が進められて、


今に至っているのだと思います。





ひと昔前に、といっても10年も経たないと思いますが、





「ハイリスク・ハイリターン」「自己責任」「市場原理」





といった、どこか冷たい響きの言葉を良く耳にしました。


けれど、わたしは、この通りなのかな、という気もします。


黒部ダムの開発にしても、「世紀の大事業」と言われることからも


分かるように、「ハイリスク」だったわけで、その結果、「10億キロ


ワット」という一般家庭が1年間で約30万戸が使用する電力を


発電し供給しているそうです。


原子力発電所も、間違いなく「ハイリスク」です。その結果として、


わたしたちは、不自由のない生活を得ています。


原子力発電所を抱えている地域の人たちだけが、何も「ハイリスク」


ではないと思います。それにかかる費用(事故が起きたときの補償も


含め)を相応に負担しているんですよね? もしくは、する必要が、


あるのだと思います。


もちろん、原子力発電所を建設する際には、「反対」「賛成」として


町を二分する争いになった事例がほとんどでしょう。その結果、いま、


受け入れているのでしょうし、永続的にそうである必要もないと思い


ます。





沖縄の基地の問題でもそうですが、どこかに押し付けているだけで、


「自ら引き受けるのはちょっと、、、」といった感じではないでしょうか。


何も基地や原子力発電所だけではなく、産業廃棄物処理施設や、斎場、


糞尿の処理施設など、避けたいものは避けたいというのは分かります。


けど、





「日本の国のエネルギー確保のため仕方がない」


「日本の国の安全確保のため仕方がない」


「日本の国の衛生のために仕方がない」





と、引き受けてくれている人や地域があることを忘れてはいけないと


思います。


そして、それに見合った負担をしていることも忘れてはいけません。


わたしは、全体の利益になるならば、リスクを承知した上で、いずれの


場合も、「賛成」すると思います。


全く利益にならない(お話にならない)ことは別ですが、、、


受け入れなかった人や地域は、それ相応の負担が必要だと思いますし、


何か起こった時には、支援する体制も整えておかなければいけないと


思います。





今回の福島原子力発電所事故の問題でも、わたしたちの生活のために、


あの地域の人は、原子力発電所を受け入れたのだと思います。


外部のわたしたちは、支援するというリスク(リスクという言い方が、


適切でないかもしれませんが…)を背負い、リスクを分け合う必要が


あるんでしょうね。





それが、投資の世界でも言われる「リスク分散」という考え方なのだろう


と思います。





これまでは、受け入れたことに対し、交付金なども支給されていたと


思いますが、その一点だけではなく、「もしもの時の備え」として、また、


周りもそれを認識して対応するための蓄えが必要だということを、


しっかり学び、これからに活かさなければいけないはずです。





関西電力によると、この夏の電力需要は、たいへん厳しいとか、、、


「反対」ということが、社会的には「是」とされていると思いますが、


だから「反対」ではなく、しっかり考え、納得し、信念を持った上で、


「反対」「賛成」と言えるようにしたいです。


そのためには、少し時間がかかりそうです。





テレビなどの報道を見ていると、単に「反対」「賛成」という切り口だけ


で、何か釈然としなかったので、わたしなりの意見というか思いを、


つらつらと書いてみました。


専門家でもありませんし、学者でもありません。


また、自分自身、論点がきちんと整理されているわけでもないので、


フラフラな文章です。文字で、自分の考えをきちんと記すというのは、


途方もなく難しく、誤解が生じる部分があるかも知れません。


その辺りは、お許しください。





今日は、真面目な話題を綴ってみました。


明日から、仕事です。


頑張らないと、、、


GW中、お仕事だった皆さんは、お休みですか?


夏が来る前に、ジメジメ梅雨の季節です。


体力を蓄えて、乗り切らないと!!


では、午後からも素敵な1日をお過ごしください音譜