2月26日に
【今後2週間、大規模な?イベントは自粛してください・・・・】
という、政府要請が入り、更に3月11日には
【その検証についての専門家の見解が出るまで、1週間延長・・・】
学校が春休みまで休校になり、卒業式など様々なイベントが中止もしくは、縮小、無観客・・・といった対策を取らざるを得ない状況になりました。
当社では、当社直営のピアノ教室の発表会(3月上旬)が、対策を整えるまでに至らず4月下旬へ延期になりましたが、3月中旬以降の発表会(ピアノソロ)については、対策が整ったので、開催することといたしました。
つきましては、今後開催されるお教室の先生方、教室運営者の方へのご参考に、また当社主催のピアノ教室発表会などへ参加される方への運営状況のご説明の意味を含めて、3月15日(日)練馬文化センター小ホール(客席600)で開催した際の対策について、ご紹介いたします。
尚、参考にしたのは、大相撲の無観客試合です。
国技館=ホール
相撲協会=当社
各部屋の親方=先生方(例えばのお話しですから)
力士=生徒さん
付き人・女将さん・床山さん=保護者の皆様
対戦相手=コンサートグランドピアノ
ただし、本場所は15日間続きますが、ピアノ発表会はお相撲で言えば千秋楽のみです。
少々無理があるかもしれませんが・・・(^^;
1.集合写真を撮らない(プロカメラマンによる演奏写真は撮ります)
2.司会はすべて影マイク
3.来場者は本人とそのご家族など関係者に限定、一般入場者は入れない
4.来場者は入り口で全員手消毒
5.ホールのドアは換気を取るため、開演中もすべて開放し、ホール管理者の了解が取れれば外気を取り込める窓も開ける(舞台裏から客席の後方へ流れるそうです)
7.出演者は、演奏直前、演奏直後に舞台袖で手消毒、鍵盤は演奏の都度、鍵盤用剤でふき取り
8.記念品は、ご自分の演奏が終われば随時お帰りいただけるように、演奏後に個別にお渡し。
9.3部制など、入れ替えがある場合は、客席内はエタノール系の除菌剤で座席へ吹き付け・ひじ掛けのふき取り、舞台袖・ロビー・ホワイエは、イス・ベンチ・階段手すりのふき取り
10.舞台袖への入り口などを開けたままにして、手を触れる場所を極力少なくする
11.舞台袖で順番を待つ際のイスの間隔を1m以上取る
12.事前に来場者に発熱や体調不良での参加を控えるよう案内
13.運営スタッフの体調管理
他にも、日ごろから気を付けていることはありますが、今回は特に以上のことを重点対策として心掛けました。
また、それでも感染へのご不安から参加をキャンセルされる方のために、以降3か月以内に開催できる別会場を確保しました。
以上が、今回開催に際して準備したことです。
今回は、練馬文化センター小ホール(600席)でしたので、舞台・客席とも広く、来場者も制限しましたので、間隔を取ってご鑑賞ができましたが、一般的なピアノ発表会のホールは200~300席程度のホールが多いかと思います。
実施する会場の構造や使用規定にもよりますが、1部当たりの演奏者数を減らして、来場者を座席数の3分の1以下にすることが必要かもしれません。
最後に
ライヴハウスでの集団感染はとても残念なことでしたが、一方でピアノやクラシックの発表会(器楽の)が、イベントとして同列で扱われることには違和感を感じていました。
ピアノ教室の発表会にご来場される方は、お教室で日ごろ顔を合わせている方々、ご家族がほとんどで、お会いする場所が変わっただけです。
公共の音楽ホールは、自治体が管理しているので総じて清掃が行き届いております。