明日はとうとう入学式。
こんばんは、渋谷です。
とうとう入学式がやってきますよー。
長い春休みもおしまい。子供が小学生になります。
んー、感慨深いなあ。
我が子、もう大概のことは自分でできるようになってましたが、やっぱり小学生になるというとなんか特別なことみたいな気がしますね。小学生。あっという間に6年間が過ぎていくんだろうなあ。その始まりがやってきたんだと思うとある意味ぞっとする。6年間が過ぎるって、要は私も6歳年をとるってことやからね。ああおそろしおそろし。ビビるわあ。
まあなんにせよ佳き日です。寝坊せんようにせねば。今日は早めに寝よ。
というわけで簡単に読書感想文。「小説宝石」がまとめたミステリーの短編集を読みました。収録作家さんが
東野圭吾
曽根圭介
大石直紀
前川裕
澤村伊智
若竹七海
鳥飼否宇
深水黎一郎
東川篤哉
深町秋生
小杉健治
となっております。
有名な方ばっかりですねー。どれもこれも面白かったです。たまに「……ん?」っていうのもありましたが、まあ好みの問題なんでしょう。特に面白かったのが曽根圭介さんの「留守番」、若竹七海さんの「黒い袖」でしょうか。
「留守番」はちょっとアンジャッシュのコントみたいです。一軒家に40代半ばの男がひとり。家の留守電には「明日の昼帰ります」と娘からのメッセージ。
そこに鍵を開けて入ってきた若い男。中年男を、この家の娘の父親だと勘違いします。男は若者を娘の彼氏だと考え、色々と聞き出そうとする。……ほら、アンジャッシュのコントでよく見るやつだ。結局中年男は娘のストーカー、若者はストーカーから彼女を救おうとする健気な彼氏ってオチ。
ストーカーは彼氏を殺しちゃって、すでに殺害済の娘の母親と一緒に床下にしまっちゃいます。さあ、もうすぐ娘が帰ってくる……。
「黒い袖」は警察官同士の結婚式に巻き起こる揉め事を、なんとかさばいて無事に式を終えようとする新婦の姉が主人公。コメディタッチでクスクス笑いながら読めます。
小さな謎がいくつか仕掛けられていて、お姉ちゃんは頑張ってそれらを解決していきます。そして最後の最後、このお姉ちゃんが尼僧だったという描写で最初の違和感が拭われる。お姉ちゃんは新郎の母親に、「あなたのような方がお式に出るなんて……」なんて言われてたんですね。もんのすごいこと言う姑。てか、なんでそこまで言われるの?
と、思っていた謎が解決。軽い語り口が楽しかった。短編ならではの読後感で楽しかったです。他の作品も、色々勉強になりました。
さて、次に書く短編についていくつか案が纏ってきてまして、やっぱり大筋ではミステリーになりそうです。「人が死なないミステリー」、もしかしたらベタに探偵出しちゃうかも知れません。
「池袋ウエストゲートパーク」も「母喰鳥」も主人公に強烈な個性がありました。そんな個性を秘めた女探偵が主人公だったら面白いかなあなんて思っている。女探偵が暴く男と女のドロドロミステリー。くすす……楽しそう。
そう言えば私、子供の頃は探偵物ばっか書いてたんですよ。思い出す。必ずひとりハッカーが混ざっていた。時代だ。あーゆうのがかっこいいと思ってたんだよねえ。
一方で個性豊かな子供達が悪(変態ロリコン)に立ち向かう、みたいな話も書いてみたいなとおもっているので、まだ当分プロットは固まりそうにありません。楽しみながら練っていきたいと思っています。そうそう、それと並行して、自分史を書いてみたりもしてるんです。これは、ネタ探しの一環で。
生まれてから今まで、自分が体験したことを時系列で見える化してみようと思って。1年半ぐらい小説書いてみて分かったんですが、結局人間って自分が見聞きしたこと以外書けないんですよね。だったら昔の記憶を掘り出さなきゃ。忘れてしまいそうなエピソードを残しておかなくちゃ。
「普通の家庭で育って四大出て就職して結婚」みたいな人生じゃなかったので、書くことが膨大過ぎていつ纏まるのか分かりませんが。まずバイト先だけで20以上だし、付き合った男もぐちゃぐちゃだから時系列で思い出せない。
接客業だったのでびっくり人間にも大量に会ってるんですが、多過ぎて図鑑レベル。ちゃんと思い出してみると犯罪行為が随所に見受けられる。よくこの歳まで生きてるなあ私、とか思う。コレをネタにしない手はない。
そんな訳で、本を読んで、過去をほじくり返して、面白い短編を書けるように頑張ります。とりあえず明日は入学式。エレガンスママを演じるだよ。ネイルをベージュに変えねば。
ではではまたっ!