人生の経営戦略 山口周を読んで | 最新の認知科学に基づいたコーチング&ヒーリングを同時にマスターできる世界に1つだけの習得レッスンとは?

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2012年からプロ11年目の「圧倒的に体感が違う!」「2か月で月収数万円から150万円に」「ゴールを達成できた」などの声で支持される
最新の認知科学に基づく言語と非言語の脳内書き換え術を超具体的ステップでマスターなかだ塾を主催しています。

● 人生の経営戦略 山口周を読んで

 

プロ13年目の最新の認知科学に基づく気功とコーチングと、10年後も使えるビジネスの実務とアカデミアを超具体的ステップでマスターするなかだ塾を主催していて、

 

年間100~200冊以上の書籍を読む生活を10年以上続けている、中田です。

 

本日からも「なかだ塾マスタークラス2実践編グループセッション」「なかだ塾ワークス」「各種セッション」と続いていきます^^

 

さて、「人生の経営戦略 自分の人生を自分で考えて生きるための戦略コンセプト20」累計100万部著者 山口周を読みました。

 

山口周さんといえば、過去記事でも何度か出てきている書籍「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?経営におけるアートとサイエンス」などで有名で累計100万部を突破している著者さんです。

 

1月末に新刊が発売(しかも、ダイヤモンド社!)ということで、楽しみにしていました。

 

【参考書籍】

 

 

 

 

 

人生の経営戦略 自分の人生を自分で考えて生きるための戦略コンセプト20を一言でいうと?

 

今作もいつも通りに一言で言うと、「経営学を人生に活かす」という「ライフマネージメントストラテジー」を提唱する本です。

 

経営学は過去のなかだアカデミーやなかだラボラトリーで解説するくらい得意な分野なので、一般的には難解な部類の書籍かと思いますが、僕的にはかなり読みやすかったです。

 

リベラルアーツも大量に出てくるので、一般的には難しい部類な書籍の気がしますが、僕的にはダラダラとしたストーリーものよりもこれくらい「聖書」「マキャベリ」「ルソー」「ミルトン・フリードマン」「ロバートキーガン」「マイケルポーター」など引用してくれていたほうが知っていることが多い分、読みやすいですね^^原書や論文を読了済みなので。

 

経営学でいう、パーパス戦略、マイケルポーターの競争戦略、ブルーオーシャン戦略、キャズム、CSV戦略、RBV戦略、ポジショニング戦略、ロバートキーガンの成人発達理論などを人生でどう活かすのか?が学べます。過去記事でも何度か解説してきているので、お馴染みという方も多いかもしれませんね。

 

普段のコンサルティングセッションにおいては、上記の経営学の理論から実務的なアイデアまで提示しているのですが、クライアントさんのIQによっては、「?」になってしまうので、抑え目にセッションをしています。こういう難しい話は、なかだ塾マスタークラス以降としてます。

 

とはいえ、正直なところ、これくらいは理解できるIQがないと経営では生き残っていけないと思っています。オールドタイプとして淘汰されることになっていくことでしょう。

 

しかし、知っているのと、人生に活かせているのは別ものではあります。経営には活かしているけれど、人生には活かせていなかったと思えるものもあったのが勉強になりました^^

 

現代社会の3つの問題意識

 

著者が執筆した背景には、3つの問題意識があると書かれていました。

 

1,難しい時代の到来

2,準備のできていない人たち

3,二極化する人生論・キャリア論

 

難しい時代の到来をざっくりとまとめると、GDPが1960年代の9,4%から2010年の0,7%の時代になっています。

 

そんな中、過去のイケイケドンドンの頃の成長率のままの社会制度がそのまま残っているために、歪みが生まれ、そして、この歪みをどう変えていいのかも分からないということで、システムに脆弱性が生まれてしまっているのです。

 

「社会を高成長社会に戻すか」、「ほぼゼロ成長社会に合わせて制度や仕組みを再構築するか」のどちらかしか取ることができないのです。現実には後者一択なはずですが、是正されることはないでしょう。ですから、この歪みは酷くなる一方です。

 

トランプ大統領のアメリカのような社会を高成長社会に戻すという黄金時代が日本にも来るでしょうか。だらし内閣ばかりが注目されがちですが、先日の石破首相の日米首脳会談での様々な条約の締結はグッジョブだと感じました。

 

そして、ほぼゼロ成長といいつつ、成長している産業と衰退している産業の2極化が進んでいるために、どの居場所に自分を置くかが大事になってきています。

 

例えば、2000年代の高収入ランキングトップ10入りしていたフジテレビホールディングスやTV業界が2010年代には1社以外すべてランク外になってしまったように、衰退がわかっている居場所に縋りつくのは危険かもしれません。

 

 

準備の出来ていない人たち

 

多くの日本人がこのような時代に対して「準備」「構え」が出来ていないというデータが大量に紹介されていました。

 

業務時間以外で、将来のために何らかの勉強をしているか?という質問に倒して、回答者の56%が「全くしていない」と答えています。

 

つまり、労働者のザックリ半分は、自分の将来のキャリアについて考えることなく、死守的な勉強をするわけでもなく、その日その日の仕事をこなしながら、成りいき任せにただ漫然と生きているということです。

 

これからやってくる日本の状況を考えると、これは驚くべきことです。汗

 

例えば、タイ人はその日1日をどれだけ楽しく生きられるか?ということを重視しています。今この瞬間をマインドフルネスに生き、パーティーをし、貯金をしない文化らしいのですが、それは発展途上国で高度成長している国だからできることなわけです。

 

バブルのような高度成長期ならば、何も考えずにご縁に任せることが最適解でしたが、低成長社会では居場所によって成長率が変わるために、大きく人生が変わってしまいます。しっかりと考えて居場所を選択する必要が出てきているのです。

 

僕はアリとキリギリスの例をよく使いますが、日本ではアリのように準備をしなければ、「自分らしい人生と経済的・社会的成功の両立は難しくなってきている」と感じています。2017年から「今の幸せ、2028年以降の幸せ」というゴールを提唱していますが、最低でも3~7年後のゴールから逆算して居場所を決める、準備をしようということでした。

 

僕たちはどうしても現在バイアスで未来の準備よりも目の前のお菓子や楽しいことを優先してしまいますから。

 

二極化する人生論とキャリア論

 

問題意識3つ目は、二極化する人生論とキャリア論です。

 

昨今の人生論には二大潮流があります。

 

1,残酷な社会ゲームを冷徹に戦って生き残り、経済的・社会的成功を手に入れろ!

2,経済的・社会的成功の虚像に囚われず、自分らしく生きて本当の豊かさを手に入れろ!

 

という2大潮流です。

 

前者はドライかつ現実主義的な主張で、主観的な幸福やウィルビーイングを無視しがちな生き方になります。著者は明言されていませんでしたが、書籍内で似たようなフレーズが何度も登場しているので、作家の橘玲さん的な人生論でしょう。

 

 

橘玲VS山口周の人的資本の定義の違いとは?

 

ちなみに、橘玲さんの人的資本の定義は「マネタイズ可能かどうか」なので、人的資本の定義が違ったのは、面白かったです。

 

橘玲さん本の読者は、「人生を豊かにしてくれるかどうか」というのもウィルビーイングのために、人的資本の定義として拡張しておくのは良いかもしれません。

 

話を戻して、後者はナイーブかつ理想主義的な生き方なので、ネットビジネス大百科で有名なK坂さん的な生き方でしょう。自分らしく生きれば、幸福になれて、その後に経済も付いてくるとは名言されていますが。

 

著者は「どっちもダメでしょ」と言いました。

 

前者の問題は「ゴール設定」をすることで、経済的社会的成功をすることができますが、必ずしも幸福な人生には直結しないことを明らかにしています。

 

後者の問題は、「プロセスの設計」にあります。自分らしく生きることはリベラル化する社会においては現代の聖書であり、神の言葉です。

 

しかし、自分らしさという目標は、一定の経済、社会的基盤があってこそ獲得できるものだけであって、それだけを目指して得られるほど人生は用意ではありません。戦略的現実性を欠いた目標は単なる夢想に過ぎないわけです。K坂さんは何年もゴール設定をしていないと言います。(当然ながら、K坂さんは経済的基盤がありますけれどね)

 

第3の道とは?

 

そして、一見すると、両方はトレードオフの関係に見えますが、アウヘーベンすると、トレードオフを超克する3つ目の選択肢が観えてきます。

 

つまり、ゴール設定とプロセスの設計が大事という視点です。

 

それは「自分らしく生きること」と「経済的社会的に成功する」ことの両立を目指すということになります。


なかだ塾シリーズは、「ゴール設定」と「プロセスの設計」を大事にとなっていたので、図らずとも第3の道「自分らしく幸福に生き、経済的社会的に成功すること」を提示していたことが分かります。

 

希少化するモチベーション

 

最後に、現代社会では「モチベーションという資源が希少化している」と言います。

 

というのも、様々な調査により、ザックリと9割の人は「仕事の意味」や「やりがい」を見いだせていないということが示唆されているからです。

 

社会に何の価値も生み出していない「ブルシット・ジョブ」が社会に蔓延していて、それらの仕事に携わっている人々の精神が蝕まれているそうです。

 

過去記事でも、「モチベーション格差」については書いてきましたが、モチベーションによってお金が稼げるかどうか、幸福に生きられるかどうかも決まってきてしまいます。

 

個人や組織の競争優位は「希少化している資源」にアクセスできるかどうかで大きく変わってきます。

 

つまり、「モチベーション」を獲得・創出できる個人や組織は大きなアドバンテージを持つことになるのです。

 

 

希少化しているモチベーションを得る方法とは?

 

では、どうやったら希少化しているモチベーションを生み出すことができるでしょうか。

 

1つは書籍で書かれている方法なので、是非、著書を読んでみてください。

 

もう1つは、認知科学コーチングで言われるようにリーダーの提示するゴールに向かって歩くということです。なかだ塾などのコミュニティに参加するということですね。

 

もしくは、コーチと共にゴールを設定することです。

 

モチベーションが下がっている時に(何だか、やる気がでないなーって時に)、コミュニティに参加していたらモチベーションが復活したとか、そういう経験は誰でもあるでしょう^^

 

第3の道「自分らしく幸福に生き、経済的社会的に成功すること」はなかなかハードな道でしょうが、ここまで読んだ方や「人生の経営戦略」を読める人やなかだ塾シリーズの受講生には無理な話ではないでしょう。

 

 

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