行動主義の凋落から認知科学の心の表象理論と心のコンピュータ的理論からクオリア問題まで | 最新の認知科学に基づいたコーチング&ヒーリングを同時にマスターできる世界に1つだけの習得レッスンとは?

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● 行動主義の凋落から認知科学の心の表象理論と心のコンピュータ的理論からクオリア問題まで

 

どうも、中田です。

 

なかだ塾では、知のパラダムシフト(複雑系、進化論、ゲーム理論、脳科学、功利主義)や、認知科学を踏まえてから、シン・スピリチュアルにいこうと思っていて、最近読んでいて面白く関連性があった「解明される宗教進化論的アプローチ」ハーバード大学哲学科、認知科学センター所長ダニエル・C・デネットの「新しい自己複製子(文化的ミーム)」の余談からスタートしました。

 

僕自身10年間認知科学に基づく気功をやってきて様々な方を指導してきましたが、徐々に、認知科学と言いつつ「それってスピリチュアルに基づくでは?」という方向になっていくことも少なくありませんでした。

 

スピ批判をしつつ、認知科学を理解できずに「それってただのスピやん、、、」みたいなダブルスタンダードてへぺろ!みたいな人たちも少なくありません。

 

別に、スピリチュアルならスピリチュアルでおkです。(シン・スピでやりましたが、スピ市場のマーケティング的に)

 

 

でも、認知科学というのならば、認知科学を押さえようぜってことで、シン・スピの前に知のパラダムシフト(複雑系、進化論、ゲーム理論、脳科学、功利主義)や、認知科学を!

 

  新しい自己複製子(文化的ミーム)のその前に、、、

 

認知科学者デネットといえば、機能主義を貫き通し、クオリア問題を突っぱねる立場の方でした。

 

・ダニエル・C・デネットwikiより

 

機能主義って何でしょうか。

 

例えば、あなたは麻酔をかけられ、ベッドに横たわっています。

 

科学者があなたに近づき手術を始めました。どういう手術かというと、あなたの脳から数本のニューロン(神経細胞)を抜き取り、その代わりにシリコン製の人工ニューロンを移植したのです。

 

ここで質問があります。

 

こうした気の遠くなる手術を繰り返し、あなたの脳が完全に「シリコン製」になったとき、それでも「あなた」はそこにいるのだろうか。つまり、「あなた」は「あなた」でありつづけるでしょうか。

 

この質問に対して、「わたしはそこにありつづける」と答えた方は機能主義です。

 

逆に、何らかの理由で「わたしはそこにいない」と答えたならばあなたは機能主義ではない可能性が高いです。

 

何からできているかではなく、どんな機能を持つかが機能主義のポイントとなります。

 

  認知科学の心の表象理論と心のコンピュータ的理論からクオリア問題まで

 

クオリアとは、認知科学でいう「哲学的ゾンビ」問題のことです。

 

例えば、あなたの目の前には鮮やかな緑色の表紙のノートと赤色のボールペンがあります。

 

ノートからは緑という感じを受けるし、ボールペンの色からは赤という感じを受けます。

 

しかし、もしかしたら、他の方からすると、あなたが緑という感じを赤く感じているかもしれないし、赤を緑と感じているかもしれません。

 

同じものを観ているのに、違う、、、と。

 

このような思考実験を「逆転クオリア」、「逆転スペクトル」問題といいました。クオリアとは、各人の内面によって感じられる質、感じのことで、感覚質と訳されることもあります。

 

感覚質とは、僕たちの言葉でいうと、臨場感や共感覚、意識に近い感じかな~と思っています。認知科学では、内部表現のことを、「表象」といいました。

 

心の表象理論と心のコンピュータ的理論の2つの大きな柱に認知科学は支えられています。

 

とはいえ、認知科学者のすべてが両方を受け入れているわけではなく、<表象>は受け入れるけれど、心はコンピュータではないという認知心理学者も多くいます。

  内部表現とは?言語学者チョムスキーVS行動主義者スキナー

 

せっかくなので、内部表現についても復習しましょう!

 

認知科学では、<表象>のレベルを認め、なおかつ人間の思考を説明する上で最も適切なレベルはこの<表象>のレベルに他ならない、と考える。したがって、<刺激>と<反応>が認知科学の説明レベルとしては不適切なのはもちろん、意外なことに、神経細胞や神経システムのレベルも、認知科学の説明レベルとしては<基本的に>不適切だ、ということになる(このことが時折、神経科学と他の認知諸科学の間で一種の緊張を生み出す遠因となっている。)「心身問題物語 デカルトから認知科学まで 岡田岳人」

 

刺激と反応モデルは行動主義のことですが、言語学者のチョムスキーが「どうしてわれわれは、これまで一度も読んだり聞いたりしたことのない文や会話を理解したり話したりすることができるのか?」などという疑問を行動主義者のスキナーへの批判として唱え、「生得的に脳に組み込まれた能力があるのでは?」生成文法いう理論を提唱し、結果的に、行動主義が凋落し、認知科学へパラダイムシフトしました。

 

・ノームチョムスキーwikiより

 

日本の認知科学者といえば、僕は苫米地博士のイメージがあるので、苫米地博士の書籍だとどう書かれていたでしょうか?

 

認知科学は刺激による反応ばかりを見るのではなく、心とか、脳の「機能」に着目しました。「機能」というのはファンクションの訳です。機能主義などと呼ばれますが、これはファンクショナリズムの訳で、認知科学者というのは、この「ファンクショナリズム」を信じている科学者のことを言うわけです。では、「機能=ファンクション」とは何でしょうか。p16 認知科学への招待 苫米地英人

 

先ほども書いたように、表象理論や心はコンピュータ理論を信じていない認知科学者はいますね。

 

認知科学者は心的プロセスが脳と神経で物理的に実現されていることを受け入れつつも、心の働きを理解する上で最も有益なのは<表象(内部表現)>のレベルであって、神経レベルではなく、ソフトウェアとして心の働きに注目しました。

 

この実験を突き詰めていくと、もしかしたら、先ほどの他の方はあらゆるクオリアが欠落したゾンビのような存在なのではないかとなっていきます。すごく美味しそうにコーヒーをすすっていますが、香りや酸味、コクを一切感じていないかもしれない。

 

このように、あらゆるクオリアが欠如した存在を哲学者たちは「哲学的ゾンビ」と言いました。

 

クオリアが欠如した人間と、通常の人間と機能上の違いはなく、行動上は一切の不一致や不都合が生じません。

 

ということは、機能に訴えて主観性やクオリアをめぐる問題を解くことはできないこということで、機能主義の批判にもなっているのです。

 

ここで取りうる立場は、2つあります。1つは機能主義を貫き通して、クオリアの思考実験を突っぱねる立場でした。ダニエル・C・デネットの立場です。

 

もう1つは、意識の主観性や現象性については何らかの説明を必要とするだろうとしてクオリア問題に真剣に向き合う立場です。チャーマーズで有名です。

 

デネットは「ない」といい、チャーマーズは「ある」と言いました。

 

あなたはどちらの立場でしょうか?

 

  新しい自己複製子(文化的ミーム)

 

デネットの疑問は、僕の解釈ですが、動物は利己的遺伝子によって数を増やすことが最善の行動を取っていくのに、人間(や一部の犬)は利己的遺伝子を超越して、宗教や文化などの観念を優先することができるのはなぜか?という事でした。

 

例えば、人間の場合は、食料品店や自分の子供や家を守ろうとして死んだ人よりも、聖なる場所と聖典を守ろうとして死んだ人の方が、おそらくその数は多いのです。

 

観念という新しい自己複製子(文化的ミーム)があるから、とすれば、進化論的にも問題がないよね~みたいなものがデネットの結論でしたが(僕解釈ですが)、僕たち的にいうと、「ホメオスタシスが情報空間に広がっているから」でもいいかもしれません。

 

「ホメオスタシスが情報空間に広がっているから」だと、まさに複雑系という言葉がなくて一生懸命当時証明したリゾームをマンデルブロが「複雑系」で一言で終わらせたように、便利かもとは思いました。

 

でも、新しい自己複製子(文化的ミーム)という視点も面白い。(神経レベルではない)

 

気の正体は生命エネルギーであるとか、生命素粒子であるとか、情報とか、色々なことを言われますが、機能的には勝手に自己増殖していくなどの特徴から「新しい自己複製子」の機能は持ちそうです。

 

いや、むしろ、気とは進化論的視点でいうと、そもそも「新しい自己複製子」なのかもしれない。(飛躍しすぎか)

 

とはいえ、人文科学をこうも「進化論」が浸食していくのだな~と。

 

  感想を紹介!

 

ということで、上記の簡単な話をなかだ塾の冒頭にしました!

 

我々人間個人はもちろん、文化、すなわちあらゆる考え方すべてが進化の流れに拠る淘汰圧にさらされているなんてなんて斬新かつ整合的な考え方なのだろと感じました。

 

ということで良かったです!!

 

中田先生、こんばんは。 なかだ塾1前編のFBを送ります。                                                                進化生物学関連の話全てに驚きと興奮を覚えてしまう回でした!                                                          我々人間個人はもちろん、文化、すなわちあらゆる考え方すべてが進化の流れに拠る淘汰圧にさらされているなんてなんて斬新かつ整合的な考え方なのだろと感じました。                                               そして、たとえば「頑張らずに年商1000万円を稼ぐマインドセット」の2つめ「迷ったら成長できる方、スキルが身につく方を選ぶ!」のように、進化生物学的に我々はラクをしたいのだからその逆を行くことで抽象度高くエネルギー量の大きなGIVEをお客さんに出来るので、結果として売れるようになっていくという整合的なヴィジョンを見せられて何ってすごい考え方なんだ、フレームなんだ、マインドセットなんだと感心しました!                                                            故、正しいゴール設定とマインドセットで8割決まってしまうというのは伊達じゃないなと思いました。 さて、昨日「権力を握る人の法則」が届きましてある程度までざっと読みました。                                                            最初の方で、某超有名自己啓発書は実はゴミ本かもしれない、いやほとんどそうだろうとわかって愕然としました。                                                     ジャストワールドハイポシーシスはまやかしである、これこそ反動かもしれないなと思いました。   しかし、同時にもしかしたらゴミ本と思って捨ててしまうのには待ったをかけるべき違う視点にも気づけました。                                                                「資本主義だけが残った」を紹介されたりもしまして、「権力を握る人の法則」冒頭にあるように僕も四の五の言っていないで資本主義の系で最適な解としてのがむしゃらな権力志向者(金稼ぎ)になればいいのかと思いきや、そうじゃない別のやり方での成功と人類進化の別の道、現状を超えた理想世界を直観しました。                                                                              あまり抽象度を上げ過ぎるとへんな宗教家の道に走ったりなどの弊害が出ますので、たとえば具体的に、アンチエイジングなどの世俗的煩悩に近いところでライバルを圧倒するアンチエイジングを、価格の1.5~2倍以上の価値を提供できればいいんだと素直にマインドにこのヒーラー的な新しいマインド形成のための情報が流れ込んでくるようです。                                                                                たとえば、進化生物学的に、多くの人はアンチエイジングなどはしたくないはずです(特に野郎、おっさんは。)。                                                      いいじゃん、たばこに酒に不健康なジャンクフードに、不摂生でいいじゃんという人たちに僕のアンチエイジングを知ってもらうにはマーケティングも、それ以前の児湯力な商品づくりの段階で僕は死にそうになるくらい現状打破をしないといけないでしょう。                                                             まさに生物的心理的安全圏を抜けるわけですが。 背中も見せ続けないといけません。                                                          先生の講義が全部つながってきましたね!                                                           悪いリーダー、教育者の道を僕が行くとすれば最高のアンチエイジングではなくてやばいスピリチュアルだとか手練手管で変なグッズを売りさばいて荒稼ぎをすればいい。                                                            これがこの業界での権力を握ったヤバい方のスタイルですね。                                                            でも、僕はそんなのは選びたくはありません。 自分のやるべきことのヴィジョンが大いに更新されたように思います。                                                    普段の、日々のこつこつやることに関するヴィジョンです。                                                           で、僕は失敗するタイプの開業段階ヒーラーの習慣に拘泥していました。 スピードをはやくする、すぐに形にしてとにかく売る、自動化とあとはバージョンアップや次の商品づくりやマーケティングに移る、このルーティンを回していこうと素直に思えました。                                                              その時の大枠のコツは教わったマインドセットをただただ使えている諳んじられるレベルで身についているところまで落とし込むことです。                                         で、更には進化生物学を思い出して、僕らはラクをしたい、ゲスでクズで外道な量産型、価値以上を提供できない、堂々と高額品を売ることができない、お客さんのマインドから人生を圧倒的に変えていくことのできないウジウジした現状の内側でちまちまやっている駄目ヒーラーにならないことです!                                                        敢えてきっつい方を選択して超えていくことをすれば、自然と年商1000万円にはなるでしょう! 知的な本質論をいっぱいされて、本当に講義中興奮しっぱなしでした!                                                            ラボ後半もよかったですが、やはり科学者的メンタリティーたっぷりの講義のほうが僕はドキドキしました!                                                         本当に、Youtubeとか観るよりも興奮します!                                                             その方角めがけて的を絞って半年間一生懸命に成って、成功する所存です! ありがとうございました!

 

長くなったので、冒頭の解説だけで終わりましたが(笑)

 

「ふわスピと認知科学の違い」は何となく伝わったんじゃないかな。笑

 

今週末もお楽しみに!!

 

【参考書籍】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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