人・組織は合理的であるがゆえに、慢心する~マーチ=サイモンモデル 経営学 | 最新の認知科学に基づいたコーチング&ヒーリングを同時にマスターできる世界に1つだけの習得レッスンとは?

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● 人・組織は合理的であるがゆえに、慢心する~マーチ=サイモンモデル 経営学

あけましておめでとうござます。今年もよろしくお願いします!

どうも、中田です!

なかだブートキャンプ10セミナー講師養成講座中級編の感想を頂きました^^



まずは読んでいきましょう^^

中田先生、こんばんは。

なかだブートキャンプ10後編ののFBです。

家に帰ってレクチン、グルテン、ガゼイン、の分子レベルでの機能、作用、代謝経路を調べていました。

ついさっき業務用食品店で大量のタンパク源を手に入れたところですが、たとえばレクチンについて、ここから逃れるには結局はお金かなぁ、とふと思ってしまいました。

天然育ちの肉類以外はどうやらレクチンからは逃れられないし、業務用食品店が繁盛している(お店をかまえている)ところって、これは言い方が悪いですがやってこられる層の方に知性とか、上のステージを志向するマインドを望めそうな雰囲気を感じられませんから。

ヨーロパなどでは低所得者向けと高所得者向けの食料品店も完全に分かれている現今の世情と資本主義の加速を鑑みると、健康を土台にした豊かな人生は知性とお金かなぁと、どうしてもこんな考察の流れに至ってしまいます。

これも言い方が悪いですが、しかして事実として、我々B層と同じステージに属していると"how"も"what"が観えず、"why"はもっと観えないので、先生のレクチャーを軽く「食い物の話だろ?」くらいにしか観ようとしない無意識が当たり前になっているようです。

僕自身がそうであったことが解り、また一つステージを上げる方法が判ってとても感銘を受けています。

食事のステージも徐々に上げていかないと!!っと、真剣に考えを改めています。

「食のパラドックス」は未読ですが、食に関して、いままでの僕はスピリチュアリストと同じ態度をとっていた事を認めざるを得ません!

そして、人がステージを転げ落ちていく瞬間とはこういうところにあるんだと解りました。

今後の僕の成長、ステージや抽象度の高い人や場から学ぶ時の心構えみたいなものを手に入れられました。

ブロガーリサーチの時の意識の向け方にも活かしていきます。

また接客接遇についても学びを得ました。

ホスピタルマインドの醸成に注力しようと考察、知見を得ました。

口角を上げて笑うワークの時に、心が愉しんでないのかも知れない、と言ったような指摘を受けてそのとおりだと思いました。

これ以上は、ブログの運営においても小手先のテクニックに終始する感があります。

認めたくないことですが、情報を流せば良いんだろくらいの態度で居たのかも知れません。

さらに、ラポールを築くとか、これまた小手先のテクニックに終始していきそうな考えを持っていたと思います。

論理的ではありませんが、マインドから変えていこう、ホスピタルマインドの獲得が来年の僕の一番の目標かもしれないと直観しております。

ところで、食事のステージがまだまだ低い僕ですが、さっき買い込んできたタンパク源は全部高タンパク低脂質なものばかりです。

シャイニー薊さんが動画中、「沼」開発に至るまでの多数の試行のさなかで除脂肪に最適な摂取カロリーを見つけ出した胸の発言をされている箇所が在りました。

やっぱりこういう努力って大事だなと、あのとき感銘を受けたので、僕もバッキバキになるために資質たっぷりの食事や、キンキンに冷えた添加物たっぷりの飲料は暫く封印します。

以上です。

ありがとうございました。

今回の感想を一言でまとめると、「慢心」と言えるのかもしれないと感じました。

人・組織は(限定)合理的であるがゆえに、慢心するというのは、経営学の中でも有名な「マーチ=サイモンモデル」の話です。

限定合理性とは、「人は合理的に意思決定をするが、しかし、その認知力・情報処理能力には限界がある」というものです。

人は常に合理的ではないが、そこそこ合理的なわけです。

サイモンというのは、1978年にノーベル経済学賞を受賞されていてカーネギーメロン大学の教授のハーバード・サイモン教授のことで、ハーバード・サイモン教授が1958年に組織決定の循環プロセスモデルを提示されました。

それがマーチ=サイモンモデルです。

「なかだ」では、幾度となくハーバード・サイモン教授の話をしていますが、ハーバード・サイモン教授の限定合理性モデルは後の認知科学(認知心理学)や経営学に多大な影響を与えているからです。

また、CMU(カーネギーメロン大学)でサイモンで同僚だったジェームズ・マーチ(元スタンフォード大学名誉教授)とマーチの共同研究者だったリチャード・サイアート(CMU元学長)の企業行動理論や、知の探索・知の深化の理論を総称して、カーネギー学派と言いました。

カーネギー学派の由来はカーネギーメロン大学の関係者だからです。

そんなマーチ=サイモンの組織意思決定の循環プロセスというのは、

A:サーチ→足元の業績期待→サティスファクション→サーチ→・・・orB:サーチ→足元の業績期待→アスピレーション→サティスファクション→サーチ→・・・

のAorBの循環プロセスを取ります。

サーチは、もともと認知が限られている組織が自身の認知を広げて、新たな選択肢を探す行動で、現状に満足していなければいないほどサーチ行動を行います。

満足度が低ければ、「自分の認知はまだまだ狭く、この世にはもっと自分を満足させてくれる選択肢があるのでは?」と考えるのが合理的だからです。

アスピレーションとは、自社を評価する基準・目線の高さのことを言います。

企業の業績判断の基準となる目標です。

アスピレーションが低ければ、すぐに満足してしまいます。

ですから、どれだけ目線を上げられるか?が企業の足元の業績やサーチに関わってきます。

アスピレーションが低ければ、サーチを怠るようになっていきます。

いわゆる、成功体験こそが最大のリスクであり、過去の成功体験が大きな妨げになるわけです。

成功体験があると現状に満足してしまって、合理的にサーチを怠るようになってしまうのです。

ここでの問題は、Aの循環のように、人・組織は合理的であるがゆえに、慢心するということです。

サーチ行動はコストも、時間も、認知的負担もかかります。

したがって、「これ以上サーチは行わない方が合理的」と考えてしまうのです。

組織が合理的だからこそ、サーチが停滞していくわけです。

つまり、アスピレーション(目線・目標)が低いと、人・組織は合理的であるがゆえに、慢心していくということです。

経営者の中では、成功体験が最大のリスクと言われることが多々あります。

もちろん、ブログで何度も紹介しているヤマト運輸の小倉昌夫さんも「経営者の過去の成功体験が、時代が変わって新しい仕事を始めるときに大きな妨げになる。p29」とおっしゃっていたように、人・組織は合理的であるがゆえに、慢心してしまいます。

恐ろしいのは、人はそこそこ合理的ゆえに、合理的に慢心していくということです。

ですから、慢心を防ぐためには、マーチ=サイモンモデルによれば、アスピレーションを高めることです。

「なかだ」ではリサーチをしなさいとしきりに伝えていますが、リサーチをしない、勉強をしなくなる、ということは、合理的に慢心しているということでもあるのです。

この循環サイクルに入っていくと、人も、組織も停滞がはじまります。


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株式会社なかだ 代表取締役 中田真広