今、周南地方でもエナガが多く観察できます。
エナガは尻尾が長く柄杓のようであることから柄長と名付けられたというのです。
日本で1番小さい野鳥は、キクイタダキは体長10.0㎝、2番目が体長ミソサザイ10.5㎝、3番目
がメジロで体長12.0㎝のようです。エナガは、体長13.5㎝です。でも尻尾が長い分(7.5㎝)
を引くとキクイタダキと同じになります。
因みに、体重では、キクイタダキが6.0g、エナガが7.5g、ミソサザイが9g、メジロが12g
なのであります。
エナガは日本では4亜種いるそうですが、人気の頭の真っ白なコウライシマエナガは北海道に
いるそうです。また、シマエナガも白い頭をしているようですが、これも北海道で留鳥で
本州北部で漂鳥のようです。
《2018.12.24 周南市 東郭》

エナガ
エナガ(柄長、学名:Aegithalos caudatus)は、スズメ目エナガ科エナガ属に分類される鳥類の一種。エナガ科は世界で7種類が知られる。
分布
ユーラシア大陸の中緯度地方を中心にヨーロッパから中央アジア、日本まで広く分布する。
日本では九州以北に留鳥または漂鳥として生息する。《出典:Wikipedia》

エナガ
形態
体長は約14 cm(12.5-14.5 cm)、翼開長は約16 cm。体重は5.5-9.5 g。左記体長には長い尾羽を含むので、尾羽を含めない身体はスズメ(体重約24 g)と比べるとずいぶん小さい。
黒いくちばしは小さく、首が短く丸い体に長い尾羽がついた小鳥である。目の上の眉斑がそのまま背中まで太く黒い模様になっており、翼と尾も黒い。肩のあたりと尾の下はうすい褐色で、額と胸から腹にかけて白い。雌雄同形同色で外観上の区別はできない。羽毛は薄褐色の初列風切が10枚で野外では黒く見え、次列風切りが6枚で重ねると黒く見え、3列風切が3枚で他の風切羽より褐色味が強く、尾羽は6枚で内側3枚は黒色、外側3枚は黒色に白色の模様が混じる。
学名は、長い尾をもつカラ類を意味する。和名は極端に長い尾(全長14 cmに対して尾の長さが7-8 cm)を柄の長い柄杓に例えたこと由来し、江戸時代には「柄長柄杓(えながひしゃく)」、「柄柄杓(えびしゃく)」、「尾長柄杓(おながひしゃく)」、「柄長鳥(えながどり)」などとも呼ばれていた。《出典:Wikipedia》

エナガ
生態
おもに平地から山地にかけての林に生息するが、木の多い公園や街路樹の上などでもみることができる。山地上部にいた個体が越冬のため低地の里山に降りてくることがある。
繁殖期は群れの中につがいで小さな縄張りを持つ。非繁殖期も小さな群れをつくるが、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ、メジロ、コゲラなどの違う種の小鳥と混群することも多い。エナガはその混群の先導を行う。また、非繁殖期にはねぐらとなる木の枝に並列し、小さなからだを寄せ合って集団で眠る習性がある。街中の街路樹がねぐらとなることもあり、ねぐらとなった街路樹は夕方にはたくさんのエナガの鳴き声でザワザワと騒がしくなり木の下にはフンがたくさん落とされることになる。地鳴きで仲間を確認しながら、群れで雑木林の中を動き回る。
木の枝先などで小さな昆虫類、幼虫、クモを食べ、特にアブラムシを好みホバリングしながら捕食することもある。また、草の種子、木の実なども食べ、樹皮から染み出る樹液を吸うこともある。
3月ごろから繁殖期に入りつがいとなって、樹木の枝や幹のまたに、苔をクモの糸で丸くまとめた袋状の精巧な巣を作る。このため巧婦鳥(たくみどり)と呼ばれることもあった。1腹7-12個の卵を産む。4月には雛が見られることがある。産座には大量の羽毛が敷きつめられる。抱卵期間は12-14日で、日中は雌のみが抱卵し夜は雄も抱卵を行う。雛は14-17日で巣立ちする。つがい以外の繁殖に失敗した雄が育雛に参加することもあり、シジュウカラの育雛にも参加する例が確認されている。雛が無事に育つ確率は低く、原因は悪天候やカラス、イタチ、ヘビに巣の卵や雛が捕食されることなどが主な原因である。
さえずりは、「チーチー」、「ツリリ」、「ジュリリ」。地鳴きは「チュリリ」、「ジュリリ」。猛禽類のハイタカ、ツミ、モズなどにより捕食されることがあり、これらの外敵を察知すると警戒発声を行う。《出典:Wikipedia》

エナガ