【鉄道写真】JR貨物EF210-108電気機関車 | 周南市 東郭の世界

周南市 東郭の世界

Yahoo blog経歴10年でアメブロへ移行しました。
一応、貴重な記事・画像は移行成功しているようで、引き続き東郭の世界を楽しんで下さい。令和元年から新しいアメブロで頑張ります。 “ゆうぜんとしてほろ酔へば雑草そよぐ”

山陽本線の海岸を走るJR貨物EF210-108電気機関車です。

最初、見た時 ”オヤッ 機関車だけ!” と思いましたが、2両くらい台車のあとには、コンテナ

貨物が ”これでもか!” と積まれています。

貨物列車では、機関車のすぐあとが空いているのをよく見ますが、あれってコンテナなど

降ろしたのでしょうかねぇ~

此処は、周南市の陸の孤島と言ったら怒られるかもしれませんが、四郎谷の海岸線です。

この谷へ入るのは、市道が一本あるだけです。

でも、海の景色は絶景で、周防灘を経て大分県姫島や国東半島が見えます。

谷の両側はトンネルなので、このJR貨物EF-210が見えた時、電気機関車単独に見えたのです。

しかし、西日本豪雨でJR貨物の運行にしても相当な痛手でしたね。山口県でも、光駅~下松駅

間の土砂崩れで線路を覆い国道188号線まで塞ぎました。この為再開まで2ヶ月あまり運行見合

わせが続きました。JR西日本客車は、寸断部分をバス運転で凌ぎましたが、JR貨物はそうは

行きません。山陽本線を利用するすべての貨物に大きな影響を与えました。この為、JR貨物は

迂回ルートを模索し、山陰線などを利用しました。山口線も通るので、徳佐駅の駅長さんに

聞くと、朝夕の2本だけとのことで、多分輸送貨物の量から推測すると、気休め程度であった

ことは、否めません。ところが、写真ファンは、山口線のJR貨物列車が運行するレアなケース

は価値あるらしく、大勢押しかけるとの話を聞きました。

山口県の土砂崩れ現場は、我が家からも車で10分弱の処でしたが、国道188号線も片側だけ

使用する始末でした。交通渋滞が発生し、朝夕のラッシュ時などは数10分もノロノロ運転で

2車線から1車線になるところなんか、よくケンカも発生した話もあります。

ですから、山陽本線徳山駅~柳井駅間が開通したときは、嬉しくなって島田川まで写真を

撮りに行きました。乗客も笑顔が戻り、鉄道の大切さを実感しテレビで感想を聞きました。

でも、貨物も、なにも言いませんが、乗客同様に嬉しかったに違いありません。

私も、JR貨物が従来から沢山通っているのを見ては、日本の物流が健全に働いていると思って

いたので、運行再開はJR貨物にとっても、経済活動が戻るという意味で祝福を送りたいと

思ったのです。周防大島の貨物船衝突での水道断水にしても、普段普通にあるものと思って

あまり気に掛けないことでも、一旦止まると、その大切さが身に浸みて判ります。

今年の災害もそういう意味では、試練と教訓を与えたように感じています。

                          《2018.12.24 周南市 東郭》


イメージ 1


JR貨物EF210-108電気機関車「桃太郎」



EF210形電気機関車は、日本貨物鉄道(JR貨物)が1996年(平成8年)から製造する平坦路

線向け直流電気機関車である。

概要
1990年代前期、従来の直流電化区間標準機であるEF65形電気機関車は初期型が経年30年前後となり、同形式を多数承継したJR貨物では更新工事を施工して延命を図ってきた。

また、輸送力増加への対応策として、1,600 t 牽引を念頭に置き、1時間定格出力6,000 kWを誇るEF200形電気機関車が1990年(平成2年)3月から落成した。しかし、当初計画された 1,600 t 牽引は、変電所の電力供給能力問題が顕在化したことから実現できなかった。

このような情勢下でJR貨物は方針転換を強いられ、本形式はEF6566形の後継機として、また、東海道・山陽線系統の 1,300 t コンテナ貨物列車運転拡大に充当する目的で開発された。
JRの機関車で初めて愛称が採用され、公募の結果「岡山機関区に所属する省電力大出力機」であることから「ECO-POWER 桃太郎」と命名された。《出典:Wikipedia》


イメージ 2


JR貨物EF210-108電気機関車「桃太郎」



JR貨物EF210形電気機関車
 

基本情報

運用者        日本貨物鉄道

製造所        川崎重工業・三菱電機

製造年        1996-

製造数        103両(2017101日現在)


主要諸元
軸配置        Bo-Bo-Bo

軌間         1,067 mm

電気方式       直流 1,500V

全長         18,200mm
18,600 mm
300番台)

全幅         2,887 mm
全高         3,980 mm

運転整備重量     100.8 t

台車         ボルスタレス二軸ボギー
動力伝達方式     1段歯車減速つりかけ式

主電動機       かご形三相誘導電動機
FMT-4
×6

歯車比        5.13
4.44
(量産化改造以前の試作機のみ)

制御方式       VVVFインバータ制御
GTO素子・1C2M
IGBT素子・1C1M100番台)

保安装置       ATS-SF
                                 ATS-PF
最高運転速度     110 km/h

設計最高速度     120 km/h

定格速度       59.5 km/h 1時間定格)

定格出力       3,390kW 1時間定格)

                                 3,540 kW 30分定格)

定格引張力      199 kN 20,300kgf - 1時間定格)

 



イメージ 3


JR貨物EF210-108電気機関車「桃太郎」