JR西日本山陰本線の益田⇔下関間は、特急列車がない。
何故か?と疑問を挟むまでもなく乗降客が少なく、JR山口線の路線が優先されたのである。
2015年の統計では、一日の乗車人員が須佐駅85人、奈古駅105人、長門大井駅21人、
萩駅66人、東萩駅221人となっていて、美祢線も接続されている長門市駅でも456人である。
素人目にも鉄道路線存続が危ぶまれる事態であるが、JR西日本も頑張ってトワイライトエクス
プレス「瑞風」や観光列車「〇〇のはなし」を走らせています。
山口線の津和野駅は、一日の乗車人員が197人、山口駅は同様に1,696人です。益田駅は、
564人(2014年統計)ですから、特急が山口線を通るのも頷けるというものでしょうか。
因みに、山口線を走る特急は「スーパーおき」キハ187です。
斯様に山口県、島根県の山陰本線は、寂しいものになっています。それでも、来年廃止される
三江線(島根県江津⇔広島県三次)よりは、未だましで将来性もあるからでしょうか?
能登輪島や高千穂などの廃線になった鉄道程可哀そうなものは、ありませんからねぇ~
そんなことで、山口県の山陰線を走る朱色のキハ40やキハ47を見ると、可哀そうな気がしま
す。
《2017.10.29 周南市 東郭》

キハ47 190 +キハ47 ?
1982年 富士重工製ですので、35年間走っています。
しかし、運転士さんも発車時間まで、随分待機していて、時間がゆっくり流れている感じで
す。




山陽本線も新幹線があるので乗車人員は多いのですが、在来線の方は1時間に2本程度です。
でも、貨物列車がよく通るので、結構路線は忙しいです。
山陰本線は、列車撮影にしても貨物列車が通らないので、これまた寂しいと思うのかも知れま
せん。

奈古駅付近で撮りました。キハ40形気動車です。



