
長岡駅から北陸新幹線への途中に直江津駅があります。
直江津は、今は上越市の一部となっていますが、上越市の人口は195,713人(2016年)で
新潟県では、第3位だそうです。戦国武将の上杉謙信の春日山城など、歴史的にも栄え
江戸時代にも高田藩の藩庁が置かれた城下町として由緒ある土地柄のようです。
直江津駅は、JR東日本の信越本線と、えちごトキめき鉄道が事業者です。
えちごトキめき鉄道の出生は、なかなか複雑でWikipediaは次のように解説しています。
2015年(平成27年)3月14日の北陸新幹線の長野駅 - 金沢駅間延伸開業に伴い、並行在来線として西日本旅客鉄道(JR西日本)から経営分離される北陸本線の市振駅 - 直江津駅間と、東日本旅客鉄道(JR東日本)から経営分離される信越本線の妙高高原駅 - 直江津駅間の両区間において運営を担う鉄道事業者として、新潟県と妙高市、上越市、糸魚川市などの出資により2010年(平成22年)11月22日に「新潟県並行在来線株式会社(にいがたけんへいこうざいらいせん)」として設立された。
2011年(平成23年)12月に社名と路線名称の一般公募を実施し、応募総数2,215通の中から検討委員会等での審査を経て社名を「えちごトキめき鉄道」、路線名称を信越本線区間は「妙高はねうまライン」、北陸本線区間は「日本海ひすいライン」を名称候補とする旨を決定し、2012年(平成24年)7月1日付で現在の社名に改称した。《Wikipedia》
要するに北陸新幹線の開業に伴い、JR東日本とJR西日本の管理の間の隙間に地元関係者
がそれを補填するため、第3セクター設立に立ちあがったということでしょうか。
その路線が、妙高はねうまラインと日本海ひすいラインと耳新しい名前になったと云う訳
です。
《2016.8.11 周南市 東郭》

鉄道ファンの少年?

ET127系電車
妙高はねうまラインのえちごトキめき鉄道のカラーリングのET127系V9編成(直江津駅)

えちごトキめき鉄道のE127系電車とは?
E127系電車は、1995年(平成7年)に登場した東日本旅客鉄道(JR東日本)の直流通勤形
電車である。
2013年2月21日、JR東日本と新潟県がえちごトキめき鉄道に対し、2年後に開業を控える
妙高はねうまライン用の車両として本系列10編成に必要な改修を施した上で低価格で譲渡
することで合意した。その後2014年(平成26年)12月6日より、本系列が担当していた
新潟地区での運用(後述)は順次E129系が引き継ぐ形となり、新潟近郊での従来の運用は
2015年3月7日で終了。そして譲渡された10編成が3月14日の開業と同時に妙高はねうまラ
インでの運転を開始した。《Wikipedia》

JR東日本E127系電車
えちごトキめき鉄道ET127系電車諸元
編成 2両編成 (1M1T)
営業最高速度 110 km/h
編成定員 0番台2両:275名 / 100番台2両:271名
全長 20,000 mm
全幅 2,800 mm
全高 4,090 mm
車体材質 ステンレス
編成質量 2両:62.0t
軌間 1,067 mm
電気方式 直流1,500V
(架空電車線方式)
編成出力 120kW×4=480kW
主電動機 かご形三相誘導電動機 MT71
歯車比 7.07
駆動装置 TD平行カルダン駆動方式
制御装置 GTOサイリスタ素子VVVFインバータ制御
制動方式 回生・発電併用電気指令式空気ブレーキ
抑速ブレーキ 保安装置
ATS-Ps(0番台)
ATS-P, ATS-Ps(100番台)
製造メーカー 川崎重工業
東急車輛製造
東日本旅客鉄道土崎工場(100番台のみ

ET127系電車に学生さんが乗りこもうとしています。
ホームに変わったデザインの看板を見つけました。

越乃Shu*Kuraとあります。

Shu*Kuraは、シュクラと読み、酒蔵の意味です。地酒の名産地新潟をイメージした
観光列車で車内でお酒を味わうことが出来るようです。
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越乃Shu*Kura(こしのシュクラ)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)新潟支社が上越妙高駅 -
十日町駅間で観光列車として運行する臨時快速列車である。
運転日によって3つの運行経路が設けられ、列車名も異なっている。上記のほか、上越妙高駅
- 越後湯沢駅間を運行するゆざわShu*Kura(ゆざわシュクラ)、上越妙高駅 - 新潟駅間を運
行する柳都Shu*Kura(りゅうとシュクラ)の計3列車が設定されいます。

車両の方は、車両 キハ40・48形気動車(新津運輸区)で運行速度は最高100 km/hとなっ
ています。車内では、地酒のふるまいや、常時5種類の地酒の販売、おつまみ・デザートも
そろっているとのことで、愛飲家には魅力的な列車ですね。今回、実物にはお目に掛りませ
んでしたが、全国的にこの種のイベント・観光列車が流行っています。楽しい旅の演出に
地元と組んでの地域おこしに力を入れています。今回、妙高はねうまラインやヒスイライン
は初めて聞く名前でありましたが、観光資源豊かな地方の路線命名や居住性のアップ、更に
サービスの向上で、観光客には、嬉しい列車の旅が出来そうです。