新大阪駅でクモヤ145-1003を発見しました。
新大阪駅で珍しい電車と思って、おもわず撮ったのですが、横の車両番号から調べました。
”クモヤ145形は、国鉄が1980年(昭和55年)から製造した直流電化区間用の牽引車であ
る。主に車両基地内の入換やマヤ34形客車(軌道試験車)の牽引(マヤ検)に使用される”
とのことですが、1981年2月に0番台としてクモハ101-16 KY がクモヤ145-3に改造・
製作されました。
このとき9両が製造されたようで、前位側に機器室と資材置場が、後位側には12名分の控室
が設置されている珍しいものです。
更に、1999年度から2001年(平成13年)度にかけて西日本旅客鉄道(JR西日本)に配置
されていた17両は、主電動機をMT46AからMT54系に交換され、車両番号は原番号+1000
に変更された。そのとき クモヤ145-3が、御覧のクモヤ145-1003になったものです。
製造から35年経過しても、こんなに良い状態で現役を保って活躍しているのは、素晴らしい
ですよねぇ~
《2015.5.31 周南市 東郭》

クモヤ145-1003
クモヤ145形諸元
最高速度 110km/h
投入年 1980(昭和55年)
車種 事業車
電気方式 直流1500V
軌間 1067mm(狭軌)
制御方式 抵抗制御/直並列組合せ制御/弱め界磁
保安装置 ATS-P/ATS-SW