台湾余話(ミルクキャラメル) | 周南市 東郭の世界

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森永ミルクキャラメルが健在であった。
上の写真左が、日本で買ったもので、右が台湾で買ったものであります。
子供の頃、よく口にしたのを覚えているが、70歳近い私にとっては、かなり成長したころで、
あったのだろうと思う。
小学校へ入学の頃は、よく母親から、5円か10円貰って駄菓子屋で飴玉を買った。
ご存じのガラス製容器に入れてあって外から、丸い飴玉が見えるやつである。
その頃は、甘いものなら何でも好きだったし、欲しかったのを覚えている。
 
そんな飴玉の延長線上に、このキャラメルの箱がある。
多分、色もそこに書いてある文字も昔のまゝであると思う。
成人になって、ほとんどキャラメルは口にしなかったが、今月台湾で森永キャラメルを買った。
買ったのは、家人であり台湾のセブンイレブンにあったものだ。
 
日本に帰って来て、家人が “キャラメル食べる?” と言って私に渡した。
箱の中に一粒しか残っていない、後は全部ひとりで食べたと言った。
まあ、中味はともかくその黄色い箱は、懐かしい森永のキャラメルの箱ではないか。
写真の右がその箱だが、牛奶糖の文字が違うだけであり、日本人なら年寄りは即座に判る。
滋養豊富 風味絶佳の文字は特にいい。子供の頃、この意味は気にもしなかったが、
いまも判らない。いまどき、流行らない語句であるが、書体が実にいい。
台湾人ならだれでも判る。・・・と思う。
因みに値段は12元と印刷してある。製造は、台灣森永製菓股份有限公司。
 
話しは、日本の森永ミルクキャラメルに移る。
これも、家人が数箱買って来たものである。聞いてみると、安いから買って来たという。
いくらだった?と聞くと安売りで¥78と言ったが、普段は¥100くらいらしい。
100周年と、とくに印刷してあるのが見える。Since1913とも書いてある。
1913年といえば、大正2年でり、トンボ鉛筆もこの年に創業した。
 
何れにしても、ながく健全につづいている銘柄は、いいものである。
森永キャラメルを取り上げたのは、宣伝の意図ではない。
子供の頃の懐かしい商品が、台湾でも売られ、世の役に立っているからである。
 
                                         《2013.11.26 周南市 東郭》