五色のカワセミ | 周南市 東郭の世界

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おはようございます!
気象庁が午前5時に発表したところによると、台風15号は温帯性低気圧に変わったそうです。
しかし、今日から明日にかけて西日本から北日本に50~70㎜/hの強い雨が予想されています。
山口県周南市の私にとっても、なお、予断をゆるさない警戒が必要です。
カワセミを撮っているこの川は、西光寺川で昨日の大雨で増水し、危険水位に達したテレビ報道
があり、友達が心配して電話を掛けてくれました。
川の傍に住んでいるものですから、カワセミなど野鳥がよく来ることは誠に有り難いのですが、
時には自然の猛威に晒されることもあります。
 
しかし、やはり、川の中や周辺で暮らす野鳥や魚や昆虫などの営みは、素晴らしく魅力的であり
それらが、、毎日観察できることは素敵なことであります。
 
きょうの「カワセミだより」は、五色のカワセミとしましたが、カワセミの持つ色がすべて出ている
写真が撮れました。
カワセミは、漢字で翡翠(かわせみ)と書きます。翡翠の翡は雄のカワセミといい、翠は
雌のカワセミを指し、中国では、一対のカワセミで翡翠と呼んでいました。
中国で宝石を玉(ぎょく)と、いいますが、そのなかで深緑の玉を翡翠玉というようになり、
次第に翡翠という字は、宝石の翡翠(ひすい)となりました。
 
翡翠は、鳥の色からの名付けたことが起源となっていて、現代中国では、カワセミを
翡翠鸟(feicuiniao)と鳥をつけて呼んでいます。
中国語では、日本のような訓読みの読み変えがないので、同じ字で混同を避ける方法として、前や或いは後ろに文字をつけたかららと思います。
 
ところで、カワセミの背中の羽根の色が翡翠色としますと、御覧のようにカワセミは、あと
いくつかの色を持っています。
背中の色も青から藍色、青緑色などあるようですが、構造色ということで翡翠色としますと、
胸の部分は赤褐色、足は赤色、顎は、白色、嘴や眼は黒色で5色あるように見えます。
特に、この顎の部分と襟の白色は、非常によく目立ちます。
わたくしは、カワセミの柔らかい白がクリーミー的で、好きなんです。
普段、カワセミの白色が見れる写真が、あまり、なかったので投稿しました。
 
ともかく、カワセミは魚を水中ダイビングで捕獲する習性や日本では珍しい多くの色彩を
持っている貴重な野鳥であると思います。
この、不思議いっぱいの野鳥に興味は尽きません、これからもこの「かわせみだより」を
通じて、カワセミ観察を続けてまいりますので、宜しくお願い致します。
 
                                          《2013.8.31 周南市 東郭》
 
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