あれから3年。最後通告を行ってから3年たった。

期限は1年だったが日本の固有種を守りたい派は3年待った。

戦争は望んでいない。

しかし、外来種大好き派は、最後通告を無視し、それどころか外来種の拡散は止まらなかった。

非常に残念だ。誰も戦争は望んでいなかったのに・・・。

誠意を見せなかった外来種大好き派。

日本の固有種を守りたい派は、遂に決断した。

外来種大好き派に対して

宣戦を布告する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回から、日本の固有種を守りたい派と外来種大好き派との間で緊張状態が続いていた。

長い沈黙だった。誰だって戦争は望んでいない。しかし、外来種の拡散が止まらない。

しかし、外来種大好き派は密放流を繰り返す。

これは一線を越えた。

戦争には資金も労力も精神力もいる。その覚悟があるか?

未来の為にやるしかないのか?戦争はもう避けられないのか?

戦争となれば長い戦いとなる。

外来種を駆逐する。それは人間のためじゃない。正義ため。未来のため。

神は偉大なり。我々には神がついてる。

やるか?いや待て。最後に戦争回避のために外来種大好き派に提案をした。

生態系を20年前の状態に戻すこと。

期限は今から1年。

これが最後通告だ。

 

 

前回、日本の固有種を守りたい派と外来種大好き派との話し合いは決裂した。

 

しかし、戦争は誰もが回避したい。

回避したいが日本のあちこちで外来種と出会うようになった。

 

後を絶たない密放流。

そして、ついに出会ってしまいました。あそこでブラックバスに。外来種は確実に広がっています。

どうしたら、外来種の広りを止められのでしょうか?

日本の固有種を守りたい派と外来種大好き派はお互いを非難。

外来種大好き派は相変わらず、「川鵜が運んだ。鳥が卵を運んだ。」

と言う。

その科学的根拠は?

交渉は無駄なのか?わかり合えないのか?

外来種の腹の中には大量の在来種がいる。私達が見えないところで大量に在来種は殺されている。

密放流は明らかな協定違反。それも弁解になっていない。彼らは自分の欲望を満たすためなら法を平気で犯す。

約束を守れないなら信頼関係は結べない。

これ以上、広がる外来種をもう黙って見ている訳にはいけない。日本の未来の為にはもう道はひとつしかない。

日本の固有種を守る為に。

 

 

 

 

決められた場所以外で、居てはいけない場所で外来種が見つかった。

その後も、続々情報が寄せられた。

初めて、ブラウントラウトが釣れた。初めてブラックバスが釣れた。

など。

日本の固有種を守りたい派と外来種大好き派との和平が締結され20年。

ついに各地で新たに外来種が発見された。外来種の拡散が止まらない。

 

緊急に総会が開催された。なぜ、全国に外来種が拡散したのか?

日本の固有種を守りたい派は密放流だと訴える。

外来種大好き派は、それを完全否定。

深刻な影響が出てから元の環境に戻そうとするのは難しい。

密放流を厳しく制限した決議をした。しかし、拡散する外来種。密放流は止まらない。

密放流はしていないと、ひたすら否定する外来種大好き派。

ではなぜ外来種が拡散するのか?密放流以外何があるのか?

その理由を外来種大好き派は本当は知っている。

そして、外来種大好き派が主張した。

鳥が外来種を運んできた。

その時、総会は騒然とした。全く誠意がない回答。環境問題に全く興味がない事が分かる。

話にならない。誠意がない相手とこれ以上協議しても時間の無駄と日本の固有種を守りたい派は退出。

話し合いは決裂した。

 

 

日本の固有種を守りたい派と外来種大好き派との協定が締結されてから20年の月日が流れた。

日本の固有種を守りたい派の過激グループからは不満があったが争いはなく平和だった。

 

そんなある日、野池で釣りをしていた子供から

「変な魚が釣れた。」

と言って持ってきた。その魚をみて驚愕した。

ブラックバスだ!

合意から20年。ついに居てはいけない場所で外来種が見つかった。

これは明らかな協定違反。彼らは自分の欲望を満たすためなら法を平気で犯すのか!約束を守れないなら信頼関係は崩壊する。

外来種大好き派の中にも過激な人と穏健な人がいる。穏健な人はルールを守る。一部の過激な輩が法を破り密放流をする。一部の過激な輩が越えてはいけない一線を越えた。

 

 

 

 

 

 

日本の固有種を守りたい派と外来種大好き派との対立は、お互いがギリギリの所で妥協し戦争は回避された。

しかし、外来種がいる湖では日本の固有種は守られない。残念ながら、彼らは犠牲。

その犠牲の上に日本の他の地域では固有種は守られる。

それについて日本の固有種を守りたい派の中にいる過激なグループからは弱腰と反発。

そこは、耐えてくれ。戦争回避のために。

争いは、双方にとって何も良いことはない。

外来種大好き派は、決められた場所で釣りを楽しむ。

日本の固有種は、安心して暮らせる。

争いが無くなり皆が幸せに暮らせる。

幸せとは何か?

それは、平和に暮らせる事だ。

 

日本の固有種を守りたい派と外来種大好き派との話し合いは平行線。

妥協点を探る。ぎりぎりの交渉が続けられた。

その結果、遂に合意に達した。

外来種は、今いるところから広めない。つまり再放流禁止。

ブラウントラウトは犀川。オオクチ、コクチブラックバスは琵琶湖、芦ノ湖、河口湖、山中湖、西湖、野尻湖、青木湖、木崎湖、中綱湖など今いる場所での釣りは認める。

漁業調整規則。外来生物法が制定された。

これは外来生物をこの場所以外に持ち込まない。野外に放たない。すでに野外で生息、生育しているものについてはこれ以上拡げない。

これにて、和平案が締結。そして、拡散防止法案が決議された。

 

これらの川や湖にいる日本の固有種は、残念ながら犠牲。その犠牲の上に他の地域の固有種は守られる。

これは日本の固有種を守りたい派の最大の譲歩。

 

戦争には、膨大な資金と命が奪われる。何一つ良いことはない。これで争いは無くなる。ひと安心だ。

日本の固有種を守りたい派と外来種大好き派との戦争は回避された。

 

 

 

日本の固有種を守りたい派と外来種大好き派との交渉は難航。

お互い立場の隔たりは大きい。双方が努力して隔たりを埋めていこう。争いからは何も生まれない。

 

外来種大好き派、「ブラウントラウト、ブルックトラウトは在来種に影響はない。」

日本の固有種を守りたい派、「影響があるか?ないか?それは、いろんな人のブログですでに証明されている。議論の余地なし。日本で外来種しか釣れない川が存在している。」

 

外来種大好き派の子供達から「私たちの楽しみを奪わないで下さい。」と訴える。

日本の固有種を守りたい派は「釣りにはいろんな釣りがある。海釣りもある。在来種でも釣りは楽しい。日本に合った釣りをしよう。」

 

外来種大好き派、「在来種が減ってるのは外来種だけが原因ではない。環境破壊が進む中でブラックバスだけ悪者にするのはおかしい。」

日本の固有種を守りたい派、「確かに外来種だけが原因ではない。公共事業での自然破壊も大きな原因。その上に外来種の食害がある。在来種は非常に厳しい環境下にあることを理解すべきだ。二ゴロブナ、モツゴは待ったなしの危険な状況。彼らの悲鳴が分からないか?

 

外来種大好き派、「在来種もバカじゃない。一時的に数は減少したが外来種から生き延びる術を身につけた。だから心配ない。」

日本の固有種を守りたい派、「たしかに減少が止まった個体もいる。それは繁殖力が強い種のみで、繁殖力が弱い日本の固有種は絶滅に向かっている。その事に理解を示せないのは、釣りの事にしか想いがなく生態系に関心がない証だ。」

 

外来種大好き派、「外来種を釣って楽しむのはワガママですか?」

日本の固有種を守りたい派、「それは残念ですが釣り人のワガママです。」

  

話し合いは平行線のままだ。双方の歩み寄りが必要だ。

 

 

 

 

 

日本の固有種を守りたい派と外来種大好き派との対立が発生してから初めて両者が和解に向けて交渉を開始した。

 

外来種大好き派は「外来種は綺麗だ。」と言う。それは否定しない。綺麗と思うのは人それぞれ。

でも、日本の固有種も綺麗だ。それを知って欲しい。

外来種大好き派は「これが新たな生態系だ」「外来種に市民権を!」と主張する。

それは、結局、自分の事しか考えていない。

人間を捕食するエイリアンがやってきた時、我々は、エイリアンにも市民権を!と言えるのか?
実際にエイリアンが日本にやってきた時に、これが新たな生態系だと言えるのか?

外来種大好き派は、「日本にやってきて繁殖出来たなら、神がその土地で生きる事を許した。」と言う。

人間を補食するエイリアンがやって来た時に同じ事が言えるのでしょうか?

人間を補食するエイリアンがやってきた時、果たして、神がその土地で生きる事を許したと言っていられるでしょうか?

外来種大好き派は「日本で外来種と共存で来ている。」と言う。

しかし、それは人間が持って来た時点で、もうそれは自然ではありません。

人間を捕食するエイリアンがやって来た時、人間と共存できていると言っていられるでしょうか?

外来種問題を、自分達に置き換えると、このようになります。今、日本の川や湖に外来種が生息しています。

人間にとっては架空な話でも、日本固有の生き物にとってこれは現実です。

外来種問題で一つ忘れている事があります。苦しんでいるのは誰?苦しんでいるのは人間ではありません。

モロコ、二ゴロブナ、アユ、エビ類などの日本の固有種です。

その事に気付いて欲しいと思います。彼らは私達人間に訴える事はできません。だから、我々は気付いてあげるしかないのです。

外来種大好き派がどんな綺麗な事を言っても人間を補食するエイリアンがエイリアンであるように、外来種は外来種なのです。

日本の固有種は、生きるか死ぬか。
釣り人は、生きていくための食料確保の為に外来種の釣りをやっている訳ではない。釣りは趣味だ。
そのことを、外来種大好き派は、まったく理解してくれない。

外来種大好き派は、「俺たちの遊びを、なんで邪魔する?」と言う。

日本の固有種を守りたい派は「生態系の事も考えよう。」と訴える。

交渉は難航。出口が見えない。戦争を回避するため妥協点を探る。

 

 

 

在来種を守りたい派外来種大好き派との対立.。

この問題は賛否両論あります。なんとか両者が和解できる道はないか?

 

人にはそれぞれ価値観がある。考え方もそれぞれ違う。自分の考え方を相手に押し付けてはいけない。
しかし、地球から見たら人間の価値観なんかどうでも良い。
地球に住む生物は沢山いるのに人間だけは他の生物を絶滅に追い込み、地球をむしばんでいる。

外来種問題を書けば嫌われて、友達がいなくなります。でも釣り人の為ではなく日本の未来の為に、これからも伝えていきたいと思います。

外来種は釣りの対象としては面白い。だから駄目なのです。あこ憧れる人が出てくるからです。

私達は、変わらないといけない。日本の未来のために。
どうしたら、日本の固有種を守りたい派外来種大好き派とが分かち合えるのか?
それは対話しかない。話し合おう。
 

もう人間第一主義は辞めにしませんか?

もう人間の価値観を自然界に押し付けるのは辞めにしませんか? 

もう、人間の自己都合で自然を振り回すのは辞めにしませんか? 

もう辞めましょう。

もう・・・。

 
日本の固有種を守りたい派と外来種大好き派との戦争は回避しなければならない。
同じ日本人同士じゃないか?争うなんて馬鹿げている。争いからは何も生まれない。

お互い冷静になろう。話し合えば分かる。分かりあえるはずだ。