日本の固有種を守りたい派と外来種大好き派との対立が発生してから初めて両者が和解に向けて交渉を開始した。

 

外来種大好き派は「外来種は綺麗だ。」と言う。それは否定しない。綺麗と思うのは人それぞれ。

でも、日本の固有種も綺麗だ。それを知って欲しい。

外来種大好き派は「これが新たな生態系だ」「外来種に市民権を!」と主張する。

それは、結局、自分の事しか考えていない。

人間を捕食するエイリアンがやってきた時、我々は、エイリアンにも市民権を!と言えるのか?
実際にエイリアンが日本にやってきた時に、これが新たな生態系だと言えるのか?

外来種大好き派は、「日本にやってきて繁殖出来たなら、神がその土地で生きる事を許した。」と言う。

人間を補食するエイリアンがやって来た時に同じ事が言えるのでしょうか?

人間を補食するエイリアンがやってきた時、果たして、神がその土地で生きる事を許したと言っていられるでしょうか?

外来種大好き派は「日本で外来種と共存で来ている。」と言う。

しかし、それは人間が持って来た時点で、もうそれは自然ではありません。

人間を捕食するエイリアンがやって来た時、人間と共存できていると言っていられるでしょうか?

外来種問題を、自分達に置き換えると、このようになります。今、日本の川や湖に外来種が生息しています。

人間にとっては架空な話でも、日本固有の生き物にとってこれは現実です。

外来種問題で一つ忘れている事があります。苦しんでいるのは誰?苦しんでいるのは人間ではありません。

モロコ、二ゴロブナ、アユ、エビ類などの日本の固有種です。

その事に気付いて欲しいと思います。彼らは私達人間に訴える事はできません。だから、我々は気付いてあげるしかないのです。

外来種大好き派がどんな綺麗な事を言っても人間を補食するエイリアンがエイリアンであるように、外来種は外来種なのです。

日本の固有種は、生きるか死ぬか。
釣り人は、生きていくための食料確保の為に外来種の釣りをやっている訳ではない。釣りは趣味だ。
そのことを、外来種大好き派は、まったく理解してくれない。

外来種大好き派は、「俺たちの遊びを、なんで邪魔する?」と言う。

日本の固有種を守りたい派は「生態系の事も考えよう。」と訴える。

交渉は難航。出口が見えない。戦争を回避するため妥協点を探る。