1・33
“心の清澄は、他人の幸福への親しみ、不幸へのあわれみ、徳への喜び、不徳への無関心を抱くことで生じる。”



前にも書きました。

その前にも書きました。

いちばん印象深いスートラなのです。


成功した人に出会ったら、妬まずに、親愛の気持ちを持ちましょう。

しいたげられた人に出会ったら、苦境の原因は本人にあるとは思わずに、あわれみの気持ちを持ちましょう。

素晴らしい徳を持ち、スピリチュアルな道に従う人に出会えば、やはり妬まずに、その人を見習いましょう。


なかなか難しいとは思いますが、やってみようと思えばできなさそうではありません。



不道徳あるいは邪悪にすら思われる人に出会った時には、嫌わずに、関心を持たないようにしましょう。
うまく隠してはいるものの自分自身の中にもそういう面があることを思い出してしまうから、
そういう人を嫌う傾向にあるのです。


いつも納得のいかない、そしてとても難解だと思われるところです…むっ
無関心でいること、なんてそう簡単にできるものではありません。
嫌なところをもっと探してしまう。

周りに、どうしても無理な人がいてるんですよ。
無関心でいたいんだけど、関わらない訳にはいかないんです。
どうしたもんかいな~と思いながら、このスートラを思い出しました。

どうしても理解することができないのです、その人を。
でも、自分もだからって徳を積んでいるだけの日常ではありません。
やっぱり、それはちょっと…と思われるような言動があるはず。


“もっとこうしてみてもいいんちゃうかな?”
そうアドヴァイスされることっていくつになってもあることだし、
私なんか、未だに親に注意を促されることもあります。
言い訳せず、そういう人の意見を素直に聞いてみることが大切なんだろうなと思いました。
そうすることで、穏やかさも保つことができるような気がしました。


まだまだ、道半ばです…しょぼん

Namasteॐ 



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