新人登録販売者のネット塾

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新人登録販売者が1人前になるための応援サイトです。
元ドラックストア店長、現役登録販売者のyasuが
新人登緑販売者のあなたにくすり、健康の情報を発信します。
              *個人の主観で書いています。

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ひさしぶりのブログです。
 
家族に不幸があって、休んでいました。
娘が天国に旅立ちました。
 
もともと心臓に持病があり、弱かったせいもあって。
 
健康ってとても大切です。
 
少しずつですが、前向きに考える様になってきました。



今日はセルフメディケーションについて、書きたいと思います。

 先日のニュースで、厚生労働省から発表がありました。
 
 昨年の医療費が初めて40兆円を超えて41兆4627億円となり
 過去最高を更新したと、報じています。
 毎年医療費がふえ続けています。
 
 そこで医療費を少しでも、削減するために
 国は、平成21年度の薬事法改正で、セルフメディケーションを
 推進するよう発表しました。
 
セルフメディケーションとは、
 世界保健機関(WHO)では、「自分自身の健康に責任を持ち
 軽度な身体の不調は自分で手当てすること。」
 と定義しています。

自分の健康は自分で管理し、守るという事です。

セルフメディケーションの効果と利点。
  ・自分で健康管理ができる。
  ・医薬品や健康の知識が身につく。
  ・軽度な症状では、医療機関を受診する事が少なくなる。
  ・医療費の削減につながる。

国は軽い症状であれば、自分で管理し一般用医薬品等など
を利用し、少しでも医療費を抑えようと考え、登録販売者制度を
スタートさせました。

登録販売者は薬剤師と共に個人の健康をサポートし
セルフメディケーションを推進する事になりました。

しかしながら、登録販売者という名前がまだまだ一般の
お客様には認知されていません。
医薬品の知識や、お客様とのコミニケーションも
不足しているように思います。
経験不足もあるかと、思いますが。

2012年に「登録販売者の資質向上の為の外部研修」が
スタートしました。
やはり登録販売者としての知識不足があるようです。

これからも、新人の方に少しでも役に立つ情報を発信できたらと思います。

 
私たちは病気やけがをしたら、くすりを飲んだり
湿布や軟膏などを貼ったりしますよね。

そうすることで病気や、けがが治ったりしたと
思っていませんか。

じつは、大部分のOTC薬は病気やけがを治す
ものではないんです。

私の小さい頃は、今ほどたくさんのくすりは、
なかったですね、でも今まで大した病気やけがもなく
とりあえず健康(笑)で、いられるのも人間が本来
備わっている「自然治癒力」が、あるからなんです。

健康はその人がもっている自然治癒力で、
保たれているんです


自然治癒力には「自己再生機能」「自己防衛機能」
があり、自己再生機能とは体が傷ついたり,出血した時など
傷を治したりする機能の事。

自己防衛機能とは、外部から侵入してくるウイルスや
細菌などの侵入を防ぐという機能の事。
(自己防衛機能は免疫ともいいます。)

たとえば、かぜをひいてしまった時など
熱や鼻水、せきなどが症状として出ます。
これらの症状はかぜのウイルスを追い出そうとする
自然治癒力の働きなんです。

かぜは、3日~4日くらいで十分な休息と栄養を
とっていれば、自然に治るものなんです。

でも、3日も4日も休んでいられませんよね。
仕事もあるし、家事もしなきゃいけないし。

かぜの症状が続くと体力も消耗します。
ちなみに、せきを1回すると2キロカロリーを
消耗するそうです。

そこでくすりの力をかりて、かぜの症状をやわらげ
体力を回復させ、からだを正常な状態にもどして
いくのです。

くすりは、あくまでも補助、サポーターにすぎません。

健康を維持しているのは自然治癒力なんです。
くすりを上手に使って、健康な毎日をおくりましょう。

登録販売者の方も、一般の人も覚えておくといいですね。
薬を売る前に大切なこと。

こんなことで悩んではいませんか。

「どんな薬をすすめたらよいのか。」

「お客様は何で困っているのか。」

「質問をされたらどううしよう。」

 といったことなどいろいろとあると思います。

大丈夫です!

これからお話する事を実践すれば解決します。

むずかしく考える必要はありません。

7つの質問を覚えるだけでいいんです。

まずはお客様の状況を把握する。

お客様の症状や状態を知らない事には始まりません。
登録販売者として、「適正な選択」を
アドバイスするためには、お客様の今の状態を
知る必要があります。

お客様の主なカウセリング項目

 ① くすりを使用するのは誰なのか。
  本人なのか、家族なのか、子供か大人か、
  頼まれてきたのか、等。
 ② 今の症状は?
  どんなことで困っているのか、何がつらいのか、
  いつ頃からなのか、どの部位なのか。
 ③ いままでにそのような症状があったか。
  あった時はどのようにしていたか。
 ④ この症状の原因に思い当たることはあるのか。
 ⑤ 今飲んでいる薬はないか、医療機関に、
  かかっているか、過去に患った疾患はあるのか。
 ⑥ アレルギーがあるか、薬を飲んで副作用があったか。
 ⑦ 妊娠中、授乳中なのか。

(すべてお客様に聞く必要はないです、お客様は
 忙しいし、時間がない方も多いです。)
 お客様の状況にあった質問をすればいいんです。

このような項目を頭にいれてお客様とお話をすれば
だいだいわかってきます。
OTC医薬品で対応できるのか、医療機関をすすめるのか。

お客様から症状や状態を、聞いたうえで、
お客様に合ったくすりを2,3点選択しすすめる。

他にもいろいろあると思います、自分なりに考えて
アレンジしてみてはどうでしょうか。