私たちは病気やけがをしたら、くすりを飲んだり
湿布や軟膏などを貼ったりしますよね。
そうすることで病気や、けがが治ったりしたと
思っていませんか。
じつは、大部分のOTC薬は病気やけがを治す
ものではないんです。
私の小さい頃は、今ほどたくさんのくすりは、
なかったですね、でも今まで大した病気やけがもなく
とりあえず健康(笑)で、いられるのも人間が本来
備わっている「自然治癒力」が、あるからなんです。
健康はその人がもっている自然治癒力で、
保たれているんです
自然治癒力には「自己再生機能」と「自己防衛機能」
があり、自己再生機能とは体が傷ついたり,出血した時など
傷を治したりする機能の事。
自己防衛機能とは、外部から侵入してくるウイルスや
細菌などの侵入を防ぐという機能の事。
(自己防衛機能は免疫ともいいます。)
たとえば、かぜをひいてしまった時など
熱や鼻水、せきなどが症状として出ます。
これらの症状はかぜのウイルスを追い出そうとする
自然治癒力の働きなんです。
かぜは、3日~4日くらいで十分な休息と栄養を
とっていれば、自然に治るものなんです。
でも、3日も4日も休んでいられませんよね。
仕事もあるし、家事もしなきゃいけないし。
かぜの症状が続くと体力も消耗します。
ちなみに、せきを1回すると2キロカロリーを
消耗するそうです。
そこでくすりの力をかりて、かぜの症状をやわらげ
体力を回復させ、からだを正常な状態にもどして
いくのです。
くすりは、あくまでも補助、サポーターにすぎません。
健康を維持しているのは自然治癒力なんです。
くすりを上手に使って、健康な毎日をおくりましょう。
登録販売者の方も、一般の人も覚えておくといいですね。