中村監督特集 『いろはにほへと』 | 第27回東京学生映画祭 オフィシャルブログ

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こんにちは!企画委員の眞野です。




あと数日で11月も終わりですね。


夏休みが終わってから、あっという間でびっくりしています。




さて、今回の作品は『いろはにほへと』になります。


こちらの作品は同名テレビドラマをもとに中村監督がメガホンをとった作品です。


1953年に実際に起きた、保全経済会事件をモデルとしているそうです。


テレビドラマは芸術祭文部大臣賞、そして映画では第15回毎日映画コンクールにて脚本賞を受賞されています。


ドラマも映画も高い評価を受けた作品なんですねひらめき電球





理事長・天野竜一(佐田啓二)が率いる匿名組合「投資経済会」は、多くの庶民から金銭を集めて高額配当を行い、「日本における庶民のための唯一の投資銀行」として名を馳せていた。その一方で、警視庁捜査二課の刑事・松本宗治(伊藤雄之助)は、この組織に疑問を感じて、二年にわたり内偵を行っていたが、いまだに事件性の証拠を掴めずにいる。そんな中、ニューヨーク株式市場で株が大暴落し、「投資経済会」は大損失を被ってしまう・・・。






主役である佐田啓二さんは、以前紹介した『集金旅行』にも出演されていますね。


ご存知の方もいると思いますが、佐田啓二さんはあの俳優中井貴一さんのお父さんなんです!


私は今回の作品で初めて拝見したのですが、もうそっくりです・・・!


特にお芝居の雰囲気なんか。どんどんと引き込まれてしまいました。


また、こちらの作品はこれまでの中村監督の作品とは少し雰囲気が違う作品になるのではないでしょうか。「女性の美しさ」というよりは、「社会派ドラマ」といった感じです。天野と松本の心理戦や、戦後の不安定な日本がよく表現されています。若い人に是非観ていただきたい作品です!




『いろはにほへと』は、


◎2013年11月29日(金) 10:20~@ヒューマントラストシネマ有楽町


詳しくは東京フィルメックスのHP(http://filmex.net/2013/


をご覧ください!




最後の最後のセリフまで見逃せません!