中村登監督特集 『我が家は楽し』 | 第27回東京学生映画祭 オフィシャルブログ

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こんにちわ。企画委員の里見です。


中村登監督の作品紹介ブログも
気づけば8本目になりました。
みなさんいかがお過ごしでしょうか?

この前のブログでもそんなこと書いた気がしますが、
ともかく・・寒い!!ですよね(´・ω・`)
一人暮らしだと余計そう感じるのでしょうか?


また、もう年末か~。とか思うと、いろんな意味で
いまから実家帰るのが楽しみになったりします♪


そんな、私みたいな人にもそうでない人にも
こんな季節、こんな時代(?)だからこそ
おすすめしたいのが
今回ご紹介する『我が家は楽し』です。

この作品は1951年公開の作品で、
当時の大スターを集結させた
中村登監督の出世作とも言える作品です。

細かいストーリーについては、あえて触れませんが、
近年見ないというか恐らく現代の日本では到底作れないだろう
というぐらい典型的な心温まるホームドラマとなっています。


一部ホームドラマにありがちなご都合主義も出てくるのですが、
それを補って余りあるほど、役者の皆さんの演技が素晴らしい。
絵に描いたような仲の良い、そして人の良い家族を
観客に不自然さを感じさせずに演じきっているのは、
素晴らしい。の一言に尽きるかなと思います。

また、平成に生まれた私には想像することしかできないですが
きっと60年前の日本にはこの映画に出てくるような
家族や、人々の光景がある程度普遍的なものだったのかもしれません。
だから、先ほど「不自然」と書きましたが、
ひょっとしたら、公開当時には不自然ではなかったのかなとかも思ってみたり・・・。

よこしまな欲にも、打算にも汚れていない
人々の生きる様を描いたこの『我が家は楽し』
なんか、人のな純粋な温かさみたいなみたいなものに触れ
観終わったあと心がとても温かくなりました。

その時代を知る方はもちろんですが、
若い方にもぜひ見て欲しい作品です。

また、劇中半ば露骨に
某大手製菓会社や、某大手デパート
が登場するのも当時の映画製作事情
が垣間見えてそこも個人的には
面白かったです(^O^)

そんな『我が家は楽し』は、
◎2013年11月2日(木)12:30~@有楽町朝日ホール
◎2013年12月4日(水)21:00~(レイトショー)@ヒューマントラストシネマ有楽町

にて上映されます!!

詳しくは東京フィルメックスのHP
http://filmex.net/2013/
をご覧ください!