今年のゴールデンウイークは，4月27日の土曜日から始まった。お天気がいいこともあり，結構，人が動いている。
宮城県丸森町にある火縄銃に特化した私設博物館の『金山城伊達・相馬鉄砲館』は，ゴールデンウイーク初日から入館者が10人以上の日が続いている。当館の一日当たりの平均入館者は2人以下であるから，このゴールデンウイークは大繁盛と言える。ただし，入館料は大人が200円，中学生以下は無料にしているから，大赤字であることには変わりがない。
金山城伊達・相馬鉄砲館
当館は，現在も原発事故で被災中の福島県浜通りや令和元年東日本台風の大洪水で死者・行方不明者11人など大きな被害を受けた丸森町の復興の一助になればと思い，開設した私設博物館である。
当館を開設したのは，多くの方々に被災地のことを知ってもらおうと思って，私が勝手に始めたことで，誰に頼まれたわけでもない。私がやりたいと思ったから，やっているだけのことである。だから，たとえゴールデンウイークだけであっても，入館者が増えるのはとても嬉しいのである。