笑顔の御返し! bounoteさんありがとう! | todou455のブログ 火縄銃ときどき山登り

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火縄銃を切り口として
日本人を考えるブログ
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 火縄銃は連発が効かない単発銃である。しかも射撃した後の次発装填には40秒以上の時間がかかるという弱点を持つ。次発装填中の銃兵は有効な攻撃や反撃を行えず,敵からみればかっこうの獲物である。

 次発装填に手間と時間がかかる火縄銃には,鉄砲伝来後の早い時期からその弱点をカバーするため様々な工夫がなされた。早合もそのひとつである。早合とは、一発分の弾丸と火薬を入れておく筒状の弾薬包である。

 

江戸時代に使われていた早合

 

この早合から銃身に火薬と弾丸を一気に注ぎ込むことにより、発射準備を迅速に行うことができる。早合を利用すれば、熟練者なら20秒から 25秒程度で次発装填を完了できるはずだ。

 早合は,現代の火縄銃演武でも利用されている。あらかじめ計量した火薬を小分けした早合は,練習の効率化に役立つからだ。先々週,先学でブロ友さんのbounoteさんから仙台藩丸森鉄砲隊で使ってもらえればうれしいとのことで,大量の早合が届けられた。一本一本手作りしたもので,美術品といっても過言ではない美しいものだった。

 

ご寄贈いただいた手作りの早合60本

お菓子の詰合せではありません。鉄砲の弾薬包です。

 

もはや美術品である

 

  昨日は,仙台藩丸森鉄砲隊の二回目の勉強会があったから,早速,皆さんに紹介したら驚きと喜びの歓声が上がった。bounoteさんは,私よりも年上だけれど現役で仕事をされている。お仕事が終わった後に老眼鏡を掛けたり外したりしながら早合を手作りするbounoteさん姿が私の頭の中に浮かんだ。言葉にできないほどのありがたさを感じ,胸がキュンとした。

笑顔の御返し!

bounoteさんありがとうございます。