火縄銃の演武は,射場での空砲射撃だけで終わりではないから,生涯学習としては持って来いである。自宅で,射撃姿勢の型の練習をすれば,結構いい運動にもなる。関流砲術の十匁筒は,重さが4.5キロと特別軽量だが,他流の十匁筒は5~6キロ以上あるから,10回も型練習を繰り返せば,足腰を鍛えるにはちょうど良い。20回もやればひと汗かけるだろう。
関流砲術の十匁筒
関流砲術二代目,関軍兵衛昌信の所蔵品
各種の十匁筒
また火縄銃を切り口として日本史を考えたり,火縄銃を見るのを目的にして旅行に行けば,交流や見聞を広げることができる。
『麒麟がくる』 の砲術指導を行った国友鉄砲研究会の廣瀬一貫さんとその銃器修繕工房
左は,タダの旅行好きのおじさん。右が一貫先生
火縄銃演武は,自宅で一人でも練習できるし,日本史の学びを深めることが出来る。まさに火縄銃演武は,生涯学習として最適である。