生活学舎桃土(土佐山の暮らし・シングルレバー混合栓の水漏れ・190305) | 生活学舎桃土

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高知県土佐山の小さなパン工房。
自家栽培の野菜や山の様子をお伝えします。

 

     生活学舎桃土(土佐山の暮らし・シングルレバー混合栓の水漏れ・190305)

 

 2019年3月05日 (火)、晴、

 

 先日来、工房のシングルレバー混合栓が水漏れを起こしていた。

 

 私たちが土佐山に移り住んで22年になります。その時に設置したものだから、くたびれてきて、水漏れを起こすのも仕方がない。

 止水状態で、ポッ・ポッと垂れ落ち始めていた。型式TOTOのTKJ30U3は、一本のレバーを左右に動かすことで、水とお湯の量を調整し、上下に動かすことで、総量の調整をするために、小さいシリンダーの中は、複雑かつ、精巧にできていました。

 

 

 

 バネパッキンの交換で、なんとか水漏れは止まっていますが、すべての位置で水漏れが止まったわけではありません。

 やはり、シリンダーも取り替えることが必要なようです。シリンダーも発注しました。

 

 前回のバネパッキンを交換した時と同じ要領で、まず、マイナスドライバーで水とお湯の元を右に締めこんで、流入を止める。レバーハンドルを前後に動かして、上に引き抜く。

 

 

 

 そして、マイナスドライバーで、止めばね、スペーサー、ストッパーを外す。

 

 

 

 カートリッジ押さえをモンキーレンチで左回転にまわして

外す。

 

 

 

 シングルレバーカートリッジの上部が見えるので、分解させないように静かに上に引き抜く。

 

 

 

 前回の修理で二つのバネパッキンは取り替えているので、新しいシングルレバーカートリッジを切り欠きの前後をたがえないように、落とし込む。

 

 

 

 古いシングルレバーカートリッジは、その下部のバネパッキンの弾力がなくなり、一部が型くずれしていた。

 

 

 

 

 カートリッジをさらに分解すると、スカート部が外れていた。

また、突起部分がかけているものもあった。

 

 さらに、分解していくと細かく精巧にできている部品だけあって、摩滅や動きが硬くなっているものもありました。

 

 とにかく、この細かな部品の動きで、お湯と水の混合や量を調整しています。

 

 現在の形に出来上がるまでに、なんどかの試行錯誤があったことでしょう。これを設計して、作り上げた人に尊敬です。

 

 新しいシングルレバーカートリッジに取り替えて、分解した時とは、反対に、位置を間違えないように、ストッパー、スペーサー、止めばねをとりつけて、元どおりにしました。

レバーが軽く動き、こんなにも本来はスムーズに動き、水量を調節できるのか「やったー」と思いました。