リレーマラソン④ | 生活学舎桃土

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高知県土佐山の小さなパン工房。
自家栽培の野菜や山の様子をお伝えします。

                    
2013年1月14日(月)
42.195kmリレーマラソン・国営讃岐まんのう公園大会は、大雪のなかで始まる。
リレーが後半になっても舗装されているコースは、解けかけた雪が走路に流れ、脚がとられる悪コンディションは変わらない。
さらに芝生のコースは、雪が混じったシャーベットのような泥がシューズや脚に跳ねつき、走れなくなる。


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レースは、ついにアンカー勝負になり、高知さくらの平下瞳さんは続けて2周、高知シルバーランナーズは、岡村紘昭さんの1周になる。
こ時点で高知シルバーランナーズが
わずかにリードを保っていた。


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2人のゴールをみんなが待ち、応援しているところに、なんと岡村紘昭さんと平下瞳さんが併走してくるではありませんか。
どちらも一歩もゆずらず、その併走はゴール手前の下り坂まで続く。
みんなんは2人の力走を、2人の名を呼び応援する。
ゴールまであと数十メートルの地点で、平下瞳さんが力をふりしぼって、岡村さんの前に出る。
そしてゴール。今年も高知さくらが、高知シルバーランナーズに勝つ。
 
のちに平下瞳さんより聞くところによると、「シルバーが前を走っているのは、意識していなかったが、ゴールの5~600メートル手前で岡村さんの姿、しかもアンカーのタスキがかかつているではないですか。
出来る限り近かずきたいとの一心でした。
ようやく追いつき、また引き離されそうで、心身ともに必死でしたが、諦めなかったのが、よかったです。」

苦しい表情ですが、本当に苦しかったと思います。
ゴールして、倒れ込みそうになられていました。
駅伝リレーの苦しさとそこから生まれる達成感が、みんなの心に伝わり、広がりました。
また、最後まで力を抜くことなく、走った岡村紘昭さんの態度も、紳士的でした。との声も聞かれる。


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高知さくら、2年連続優勝です。
すべてのランナーが女性だけで、走りきった女性の部で、今年もダントツで優勝です。
若い中学生のチームにも、大学生のチームにも勝ちました。
その強さの秘密は、市民ランナーでは、群を抜く練習量と、練習でも試合でも諦めないで走りきる心の強さだと思います。
今年のタイムは、コンディションの悪さから、3時間25分台でした。
高知シルバーランナーズは、そこから数秒遅れて、マスターズの部では、2位でした。