漢文35分→古文30分→評論65分→随筆20分という時間配分になってしまった。
相変わらず時間が全然足りない。
漢文が思いのほか難しくてかなりの時間を使ってしまい、昨年以上に時間配分を失敗してしまった。
・評論:やや易
多分易しい部類に入ると思う。問3が答案を埋めるのに使える本文の要素が意外と少なくて逆に大変だったぐらいか。あと問1の親密性の言い換えが限られた時間内では思いつかなかった。
下書きメモから自分が書いた答案を復元してみたものの、
60分前後で書ける答案の質は、自分の場合たかが知れてるので、そんなに期待しないでください。
問1
医療従事者と患者の間の単線的で閉鎖的な関係を超えて、見知らぬ間柄同士が病気に関する情報を交換し合う自助グループを形成し、独自の知や実践を生み出しつつ共同体の中で相互にケアし合う親密な関係があること。
問2
社会保障に基づき福祉国家の対象から排除された人々を隔離して社会秩序を守ろうとする国家による医療を介した管理・統治の論理に代わり、イタリアの医療が苦痛を抱える人々を地域の中で集合的に支える共同的・公共的な論理を採用したこと。
問3
顧客が自らの欲望・責任に基づいて商品・サービスを主体的に選び、専門職は適切な情報を提供するだけという論理は、独立した孤独な個人の自由を基盤にしており、そこに地域の集合的な関係性は想定されないこと。
問4
ケアは独立した個人と医療従事者との関係で完結したものではなく、身体の養生に関わる道具や機械、そして感覚や情動が存在する共同的で公共的な論理に基づく集合的で親密な相互的人間関係など、関係する全てのものとつながる協働的・有機的な作業であること。
・古文:標準
部分点は取れるけど、ほとんどの主語が省略されてる。本当に論理的な推理力で解ける問題だったのかな。推理力を働かせても全然わからない問題はわからなかった。
・漢文:やや難
一読しただけではさっぱりわからなくて、二読三読してどうにか部分的に主張が汲み取ることができた感じ。各設問の整合性を合わせるのがかなり大変だった。
・随筆:標準
20分でどうにか埋めるだけ埋めたが、最後の問4は恐らく全然違うことを書いてしまった。
問1は「下手な絵をごまかすための照れ隠しだ!」みたいな方向性で書いたけど、どうだろうか。
問4は改めて読んでみると、「〜なのを残念に思う心情」などという答案にするのが正しい方向性だと思うが、残り3分しかない時間の中でそれを書くことができず、真逆の方向性で書いてしまった。
《数学》
え・・・去年よりも更に難しく感じたんだが・・・
・大問1:微積分+図形と式(標準)
去年とほとんど同じ趣旨の問題。
去年正方形の部分だったのが、今年は円に変わっただけ。
この問題は絶対完答しなきゃいけない雰囲気がかなり漂ってたけど、自分の答えはa>2と0<a<50/27になってしまって計算が合わなかった。
やること自体は3次関数のグラフを書いて円との位置関係を大小比較しながら細々と考察していくだけだけど、√の計算が色々と面倒くさかった。
昨年の大問1より少し難化したか。
・大問2:場合の数
2年連続で確率が出なかった。
あと、この集合って小さい数から並べるという前提で良いのだろうか。一応そういう前提で解いたけど。
(1)はN=5,6,7あたりを代入して、結局全部奇数か、もしくはどこかのタイミングで偶数になるかで場合分けすれば良いと気づく。全部足し合わせるとN通りになった
(2)はかなり面倒そうだったので手付かず。
・大問3:2次関数
(1)は単なる2次関数の解の配置なので簡単。これを万が一計算ミスしてるとかなり大変なことになりそう。一応三角形の領域(境界含まず)になったが。
(2)の通過領域はどう解いていいのかわからなかった。未知数が2つもあるから、いつものように順像法とか逆像法で解く問題ではなさそう…(?)
・大問4:整数
剰余の証明問題。なんかこういうタイプの問題をそういえば今年は演習しなかった
(1)から手がつかず多分0点。(4)は4で割った余りで分類しただけで終了したけど、よく考えたら分子の方が4の倍数が1つ多かった気がしたから余りは0とか!?少なくとも偶数にはなるはずだから0か2の二択な気がするが…
去年の大問4の方がまだ部分点が取れるセンターレベルの問題が用意されてただけマシだった
大問1〜3の部分点をかき集めても、最大で30点ぐらいである。参った。
大問3の(2)とか大問4って、もしかして典型問題だったのだろうか。もしそうだとしたら自分の不勉強が原因なので大いに反省する必要がある。