(お肌の)シミのことを調べていたら、エンドソームという言葉と出会った。
それでつまずいてしまって、そこから先に進めなくなってしまったので、エンドソームについて調べる。
…え、高校の生物で習うの⁉︎知らんなぁ…
エンドソーム=細胞内にある小器官にひとつ。
endo=内部の、some=体
細胞内と細胞外の、物質のやり取りをするためにはたらくもの。
栄養や情報物質の取り込み、病原菌の取り込みと排除など。
この一連の働きを、エンドサイトーシスendocytosisという。
cyto=細胞の、osis=食作用
エンドサイトーシスは、飲食作用と訳されるらしい。
食作用なら、知っている。
白血球やマクロファージが、死んだ細胞やバクテリアなんかを食べちゃうやつだ。
今回調べたのは、飲作用のほう。
ピノサイトーシスというようだ。
pino=飲む、という名のとおり、
食作用が物質を取り込むのに対して、飲作用は、細胞外液を取り込むことを指す。
これは、細胞に必要な水溶性の物質を取り込むため。
水を通さない性質を持つ細胞膜を乗り越えるために、すべての真核生物がもつ機能だそう。
どんな感じでおこなわれるのかというと、
①細胞膜が内側にウニューっと陥入して、小さな袋ができる
②そこに細胞外因子が取り込まれ、そのまま細胞内へと運ばれる
この状態を、初期エンドソームという
➖ここで行き先が分かれる➖
◎ひとつめは、分解経路
③細胞内で、初期エンドソーム同士がくっついたり、つくりや内部の環境を変化させながら、後期エンドソームへと成熟する
④同じく細胞内小器官であるリソソームとくっついて、外来因子は分解され、生合成や細胞増殖のために使われる
◎もうひとつはリサイクル経路
③初期エンドソームから細胞膜へ輸送され、再利用される
例えば、LDLコレステロール。
LDL受容体ごとエンドソームとして取り込まれたあと、
受容体はリサイクル経路にのって細胞膜へ。
LDLは分解経路へ入ってリソソームで分解され、遊離コレステロールとなる。
こういうことが、すべての細胞でおきているそうだ。
ちなみに、末梢組織の細胞はコレステロールを合成する機能をもたないため、外界からコレステロールを獲得するために重要とのこと。
なるほど…
エンドソームのおかげで、約1週間足止めをくらったぜ
でも知れてよかったヨ。
mi.