税理士としての差別化を図るためのマーケティング戦略はいくつかあります。

わたくしはコンサルタント起業して、約20年間、110億円売上げてきました。

主なクライアントの1つに、
税理士や弁護士、医師、弁理士などの先生たちがいらっしゃいまして、先生業専門コンサルタント®とも名乗っております。税理士の先生のためのTikTokコンサル指導も行っています。

税理士の差別化をする手法について

・専門性の強化
 特定の業界やビジネスモデル、税務問題に対する深い知識と経験を持つことで、その分野の専門家としての地位を確立します。これにより、特定のニーズを持つクライアントからの信頼とビジネスを獲得することができます。

例えば、ネット通販業界やクリニックの医療関係、建築業界などのように特化する形です。
それぞれの業界には、業界独特のお金の流れや時間軸、そして当然、直接関係する法律があります。特定分野に強い税理士の先生がいれば、クライアント側としては、自分の業界について無知、無理解の税理士よりは選びたくなります。

わたくしが通販コンサルとして、
特定のクライアントに関係する様々な競合商品を購入して研究する訳ですが、米を買ったり、コロッケを買ったりしていたりもしたのですが、経費にしてくれなかった税理士がいました。わたくしは、その際とても悲しくなりました。理由は、わたくしの仕事を全然理解していないのだな、と。そもそもは当該税理士事務所の従業員による処理だと思われますが、教えておいて欲しいですし、少なくとも確認して欲しく想った「コロッケ事件」でした。

・自分の考えを確立する
税務会計の処理の方法やルールなどでは、他の税理士と差異は作れませんから、税理士の先生は、税理士という立場を通じて、クライアント先にどんな影響を与えていくのか、クライアント先にどうなって欲しいのか、あるいは日本の社会をどうしたいのかなど、一般論ではなく、個人または一税理士としての【考え、理念】を確立すると、その他大勢の税理士とは違っているように見えてきます。
例えば、節税に対する意見、様々な法律や制度についてのご自分の意見のことです。
クライアント側、つまり経営者はそれぞれ何かしら、意見や想いを法律や制度について抱いていますから、そのあたりを税務の専門家の先生の意見を知りたいと思っている場合もありますから。

もちろん、税理士法や税理士協会との絡みから言いにくいこともあるなかも知れませんが。

・広報活動
確立した自分の考えを本(商業出版)にする、ブログを書く、TikTokやYouTubeなど動画配信して、オンラインでの可視性を高める。新規顧客を獲得します。

やはり、知らない先生には申込みや問い合わせは出来ません。先ずは、知ってもらう広報活動をやりましょう。

これらの戦略は、あなたのサービスを他の税理士と差別化し、競争力を高めるためのものです。ただし、どの戦略を選択するかは、あなたのビジネスの目標、ターゲット市場、あなたのリソースによります。また、これらの戦略は一度にすべてを実施する必要はなく、段階的に導入することが可能です。最も重要なことは、常にクライアントのニーズと期待を満たすことを心がけることです。

税理士がTikTokで新規顧客を獲得するための動画コンテンツには、以下のようなものが考えられます。

1. 税務に関するQ&A
税務に関する一般的な質問に対する回答を提供する動画を作成します。これにより、視聴者が税務に関する知識を得ることができ、あなたの専門知識を示すことができます。
ここで大切なこと、視聴者を引き付けるには必ず「例えば〜」と、あなたの経験を付け加えることです。
検索しても出てこないことに、価値があります。

2. 税務アドバイス
法人屋個人事業主がよく直面する税務上の問題についてのアドバイスを提供する動画を作成します。これにより、視聴者があなたのサービスを必要とする可能性が高まります。

ここでも、「例えば〜」を必ず付け加えます。

3. ケーススタディ
「例えば〜」のまとめバージョン。
実際のクライアントのケーススタディの動画を作成します。
もちろん、プライバシーに配慮して具体的な名前や詳細は避け、どのようにクライアントを助けたか、どのような結果を達成したかを強調します。

4. 税務ニュースの解説
最新の税法改正や税務ニュースについての解説動画を作成します。
ここで、大切なことは一般的な説明で終わらないことです。想定ターゲットに対する、より具体的な説明を施します。
通販会社では〜、
クリニックでは〜、というように。
結局、特定の業界に限定されないことでも、想定ターゲットに対して、説明してあげることです。

例えば、インボイス制度が始まって「コンサルタントは、カフェで打ち合わせやコンサル指導を行う時、カフェがインボイス対応でも非対応でも、領収証は必ず受け取って下さいね」みたいなフレーズです。当たり前のことでバカバカしいかも知れませんが、受け手としては自分事なのか、他人事なのか、よく判らない場合があるからです。

5. オフィスツアー
あなたのオフィスやチームの紹介動画を作成します。これにより、視聴者があなたのビジネスをよりよく理解し、信頼感を得ることができます。

これらのアイデアは、視聴者に価値を提供し、あなたの専門知識と信頼性を示すことを目指しています。

ただし、TikTokはエンターテイメント性が重視されるプラットフォームであるため、動画は教育的であると同時に楽しく、視覚的に魅力的であることが重要です。編集でBGMやエフェクトを加えること、テロップはフルテロップにすることは、もはや当たり前のことです。

自社では、対応しきれないでしょうから、
税理士事務所でも、広告費やTikTokコンサルタントへの費用を使ってみて欲しく想います。


税理士事務所も、宣伝の時代です。