先輩成功者のやり方を真似することは、本当の意味ではできない理由について、現象と本質という観点から考察してみました。
わたくしは、コンサルタント起業して、約20年が経ち、110億円売上げました。
先輩成功者のやり方を真似することは、
一見すると、効果的な学習法のように見えます。先輩成功者には、成功した実績の素になっているノウハウやテクニック、知識、マインドなどがあるので、それらのやり方を真似すれば、同じように成功できるのではないかと考える人は多いでしょう。
実際、わたくしもこれから目標達成したいというクライアントには、成功者を真似することを勧めております。
しかしながら、この考え方には大きな問題があります。
それは、先輩成功者のやり方は、その人にとって最適なものであっても、他の人にとっては最適なものではない可能性があるということです。
これは、「現象と本質」という観点から考えるとわかりやすくなります。
現象とは、目に見える形で表れる事象や結果のことです。
例えば、先輩成功者が毎日早起きして勉強したり、特定の本を読んだり、特定の人と交流したりすることなどが現象にあたります。
一方、
本質とは、目に見えない形で存在する原因や理由のことです。
例えば、先輩成功者が早起きして勉強する理由は、自分の目標に対する情熱やモチベーションだったり、自分の弱点を克服したいという意志だったりすることなどの他に習慣や体質というものもあるかも知れません。これが本質にあたります。
現象と本質の関係は、
「一対一」ではありません。
つまり、
同じ現象でも、その背景にある本質は人それぞれ異なる可能性がありますし、同じ本質でも、その表れ方は人それぞれ異なる可能性があります。
例えば、先輩成功者が早起きして勉強する理由は情熱だったとしても、他者が早起きして勉強する理由は義務感だったり恐怖心だったりするかもしれません。
また、自分も情熱を持っているとしても、それを発揮する方法は早起きして勉強することではなくても良いに決まっています。
したがって、
先輩成功者のやり方を真似することは、本当の意味ではできないのです。
なぜなら、
多くの人がが真似しようとしているのは現象面に過ぎなくて、本質に迫れていない可能性が高いからです。
現象を真似しても、そもそも本質が成功者と同一でなければ、同様な効果を予測することも、期待することもできませんし、
逆に、
ストレスや不満、混乱を感じる可能性があります。
また、
あなたは自分の本質を把握しても、それを表す現象が必ずしも先輩成功者と同じであるかは分かりませんし、その必要はありません。
むしろ違った方が良い場合のほうが多いのではないでしょうか???
それでは、
どうすれば良いのでしょうか。
わたくしの提案は、
先ずは先輩成功者の現象面のやり方を真似しつつも、あなたは自分の本質に迫ることです。そして先輩成功者の本質を理解するように思考を重ねます。
先輩成功者の本質とは、
・何に動機づけられているのか
・何を目指しているのか
・どんな価値観を大切にしているのかなどです。
これらの本質を理解することで、自分も同じような本質を持っているかどうか、または自分はどんな本質を持っているかどうか、ということが明確になります。
そして、自分に合った本質を見つけたら、それに基づいて自分のやり方を先輩成功者のやり方を土台にして作り上げることです。
土台があるほうが、ゼロから作り出すよりもヒントとなり速いからです。
あなたのやり方とは、あなたにとって最適な学習法や行動パターンや習慣などです。
これらのやり方は、思考を重ねた結果、先輩成功者のやり方と同じであってもオッケーですし、違っていても構いません。
最も大切なことは、あなたは自分の本質に沿っている行為を行っているかどうかです。
このようにして、
先輩成功者の本質を理解し、あなた自身のやり方を作り上げることができれば、本当の意味で先輩成功者から学ぶことができます。
そして、それが自分の成長や成功につながると信じています。
例えば、わたくしは起業当初、ネット通販コンサルタントとして事業を進めて来ました。
当然、最初の1年目はセールスが上手くいかないで、資金繰りは逼迫して、苦しかったです。
その際に、見習い、学んだのは「先輩ネット通販コンサルタント」ではなくて、「セミナープロデューサー」として書籍も出し、セミナーの集客も毎回20人以上を集客し続けていた先輩成功者の先生でした。
なぜ、わたくしは
見た目の現象面としては異業種であるセミナープロデューサーの方を"自分の先生"として選んだのでしょうか?
それは、【本質的には同業者】であって、見習いべき先輩成功者だと理解したからです。
1.見えないサービスを売る点で同じ
2.同世代(1960年代後半生まれ)で同性(男)
3.温度感が同じ(人生を変えようという意思)
この3点が理由で、わたくしはセミナープロデューサーの方を自分の先生として選びました。
本やセミナーでは、主に現象面の指導でしたが、わたくしは、常に、自分の本質を大切にするために、先生の現象面を自分の本質と掛け算をしながら、自分にとっての現象面、つまり、具体的なやり方を先生のやり方を土台にしながら作って来ました。
だから、苦しい時期を突破して、その後はまぁまぁ順調に事業を遂行して来られたと想っております。
ですから、
あにたも先輩成功者の表面上のやり方を真似しつつも、先輩成功者の本質と自分の本質を照らし合わせながら、
あなたのやり方を編み出していくといいかと想います。
このことは、前著の『億稼ぐネット通販の教科書』では、「他人の成功法則では、本当は成功できない」というページで説明しています。
真似することが目的ではなくて、成功することが目的なら、あなたは成功するやり方を選ぶか作ればいいという訳です。
その際、ゼロから成功法則を発明するよりも、誰かの成功法則を先ずは全て過不足なく実践したほうが速く、あなたの最適解に近づけるとわたくしは想うのですが、どうでしょうか???

