【仮想敵】を設定しましょう!


わたくしは、起業して低迷していた最初の2、3年間から抜け出した時にやってみたのが、

仮想敵の設定です。


きっかけは、

スティーブ・ジョブズの本を読んで、です。本全体としてはほとんどピンとこなかったのですが、仮想敵を設けるという部分にだけ、自分の意識が動きました。



仮想敵

を作ると、良いことが起こりました。


それは【集中】状態に入れたことです。


仮想敵設定の目的

・他社との違いを明確にする。つまり差別化や優位性をハッキリさせること。


・自分が何を目指しているのかを明確にする。改めて事業や人生の目的を言語化しておきます。



仮想敵と自分の違いを理解するためには、

・仮想敵の理解

・自分の理解

が前提として必要になります。



差別化ポイントや優位性を言語化して理解しておくと、

断然、

セールスが上手になります。



わたくしは、コンサルタントとして仮想敵は、ある有名コンサルタント会社を設定しました。


事業内容も、

顧客属性も類似だったからです。



競合や仮想敵とは、

市場を奪い合うような間柄です。


敵の顧客が増えれば、自社の顧客が減る。

自社の顧客が増えれば、仮想敵の顧客は減る。

こういった関係性がある相手のことです。



そして、憎い相手ではアリマセン。


敵を知る時点で、あなたは敵の有能さをしみじみと知ることになると想います。この時点で、

憎しみ

妬み

を感じるようであれば、あなたはイマイチさんでしょう。


億稼ぐような成功者は、

そんな無駄な感情は抱かなくて、ちゃっかりと、図々しく、法律や道徳は守って、相手のアイデアや知識を自分に取り入れてしまいます。



仮想敵マーケティングは、下手な実践をすると、相手や市場からあなたが攻撃の対象となってしまいますから要注意です。



上手くやる手法は、

仮想敵を相手の会社自体や人物自体にしないことです。


相手の会社や人物の

・コンセプト

・手法

を"敵"として設定することです。


だから、

名指しで批判することもしませんし、相手を嫌いになるとか憎んだりもしません。



坊主は憎まず、

袈裟や経典を憎むという姿勢ということです。


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