考えることに、慣れていない
クライアントがいます。割りと少なくアリマセン。多いです。
ニーチェの名言の、
『孤独を味わうことで、人は自分に厳しく、他人に優しくなれる。いずれにせよ、人格が磨かれる。』
があるのは、とても有名ですよね。
この「孤独→人格向上」と導かれるのは何故か。
答えは、
・自分とは何者か?
・社会とは何か?
・自分と社会との関係性は?
これらを、孤独な状況になった者は思考して、そして、"それなりの結論"を出すからです。
このように、
考え事、つまり思考することは、
一人になった時にしか深まりません。
孤独でないと、
自分以外の他者が、教えてくれたり、世話を焼いてくれたりという他、指図され強制を強いられる事さえあります。こういう時は、考えることを取り上げられていて、
思考停止な状態に陥ってしまいます。
孤独になるとは、
誰からも影響を良くも悪くも、受けないという状況になります。
ここで、孤独を受け入れて
・思考する
・調べる
・勉強する
そして、また
・思考する
という選択をしてきた人には、
どんな事についても、考える思考する習慣が身に付いております。そして、考えるとは、ちょっと物思いに耽るということではなくて、物事の一つひとつについて、自分の考えを導き出すところまでです。
この思考し、結論を出すことが出来る人を、臨床心理学では頭がいい人と、云います。
孤独を受け入れないで、
寂しがっていてばかりや、すぐに他人に正解を教わる、進んで指図を欲しがる人は、
考えていないので、
その正解や指図の意図や背景、経緯を全く知らないから、
深みがなくて、"ペっラペラ"です。
本を読むことも、一人行為です。
考えるのに良いタイミングは、読書の時です。
わたくしは、高校生の頃に、
「読書とは、作者との対決だ」と教わりました。
読書する時、
・どんな意味なのか?
・何故、こんな事を記したのだろうか?
と、作者や著者を想ったり、
その上で、
・自分の考えはどうか
・自分なら、どうするか
を、
思考しています。
相手を理解し難い時のには、
相手の経歴や思想、価値観を調べて、理解する必要もあります。
内容の理解が出来ない時にも、調べ事が発生します。
なので、
自分にとって、レベルが高い本を読むのには、一冊読み終わるのに、ひと月以上かかることも、度々起こります。
本をたくさん読んでいるのに、
ビジネスや実生活、能力アップ、情報量アップに
ほとんど活かされない人がいます。
これは、何故か?
ただ、文字を追っているだけだからです。それは、流し読みですし、チラッと見ているだけに過ぎません。立ち止まって、考えたり、調べたり、書き留めたりしていないので、腑に落ちるレベルの理解は出来ていませんから、自分の意見を導き出すことにも至りませんし、記憶にさえ残っていません。
覚えていない事は、ビジネスや実生活に活かせるはずはアリマセン。
理解も意見もアリマセンから、アウトプットも出来ない状況です。
こういう人は、本をただ読む飛ばしただけに過ぎません。
わたくしの億稼ぐ友人たちは、
【一人になる時間を意図的に確保】している人がほとんどです。
・スマホを持たないで、散歩をしたりランニングをしている人
・一人になる部屋を借りている人
・一日12時間以上、スマホの電源をOFFしている人
・暇でも、予定を入れない人
この人は、一人時間を確保するために、恋人からデートに誘われても断りを入れているほどです。
稼ぎのいい成功者たちは、
考えるために、一人になっています。考え事で、忙しいので、孤独を寂しいとは全然想ってイマセン。
かつて、イマイチさんが
「孤独は、よくないこと」と、わたくしに言っていたのを、忘れません。とても違和感を覚えたからです。
その人は、本を読まない人でしたし、考える習慣が少な過ぎる人でした。無論、稼ぎも全然です。
成功者は、群れないとは、
仕事中だけではアリマセン。プライベートでもです。
考えるのに、邪魔だからです。考えるのに、忙しいからです。
一年間やってみる