フィリップコトラーは、思い出深いです。
マーケティングを体系的に学び直そうとした20代の頃に、書店で一冊目に手にしたのが、コトラーマーケティングの本でした。

中小ベンチャー企業で、
通販事業を運営していると、大企業とは違い、多額の費用が掛かる上に、成果を得られるかどうか分からないリサーチやテストの部分は、
ほとんど省略され、
オーナー経営者のセンス、勘に頼る商品企画や広告宣伝が行われ、
日々、自然と学術の部分と離反が起きて行くのが通常です。


現に、 
クライアントたちの
年商で億越えのヒット店でも、従業員だけに任せておくと、「どの広告をやるか」「どの広告が当たらなかった」みたいなビジネスの全体像ではなく、一部分に関心が偏ってしまうことが少なくありません。


勉強は、勉強だけで終わらせないのが、
億稼ぐ成功者です。
学びは、きちんと現実に落とし込んで活用をします。


例えば、
売れない、買われない商品を、
あの有名過ぎるコトラーのプロダクト3層モデル理論の視点から考えると、
売れない、買われない原因が、

・特長がない
・特長が伝わっていない


ことにあると、判る場合が多くあります。

コトラーのプロダクト3層モデルは、
中核
実体
付随機能
と、製品を3つの視点で、切り分けて整理しています。


中核とは、
製品本来の機能性や品質です。
ダイエットなら、減量出来ることです。

実体とは、
分かりやすくいうなら買い取った物品自体の全部です。
ダイエット製品なら、そのパッケージ、品質、特徴、デザイン、ブランド、製品本体です。


付随機能とは、
付随するサービスです。アフターサービス、保証、配達、設置、、、

ダイエット製品を販売するショップのわたくしのクライアント先では、メールやメッセンジャーでコミュニケーションを密に図り、減量へ導くことはもちろん、離脱客とならないで取引期間を伸ばすことをやっているところもあります。


中核だけで、勝負をするのは
商品がどの分野であっても難しいと、あなたは認識するほうが失敗確率を減らせるでしょう。
また、中核の部分では、差別化はムリだと、わたくしはクライアントたちに教えています。


ですから、見られ方やコミュニケーションである実体、付随機能もきちんと整えて、
むしろ、こちらで顧客満足度を上げています。

効果は、悪評のレビューが増えない、転換率が下がらない、紹介客が増える
などが実際にあります。


勉強を知識だけ増やすことにならないよう、億稼ぐ成功オーナーはきちんと運用しております。


勝ちたいなら、
勝てる場所で、闘うほうがよくない?
そもそも