MT09-SP フロントフォークオーバーホール | バイク日和

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私物のMT09-SPを洗車→ワックスがけの最中に、フロントフォークダストシールの微妙なヒビ割れを発見してしまいました。

購入して5年弱、経年劣化よりも使用していたワックスの成分(ゴムにダメージを与える)が恐らく原因です。

正立フォークだと洗車や雨などでホコリ混じりの水分がダストシール内に侵入し、オイルシールを痛めてオイル漏れが起きたりするので、ダストシールのみでも即交換が望ましいのですが

・雨の日は乗らない

・室内保管

・倒立なのでホコリの侵入等でオイルシールを痛める可能性が正立に比べて軽微

これらがあるので放置しようかと思いましたが、どうも気になったので暇をみてオーバーホールすることにしました。

 

正立と違い、ダストシールのみの交換はできないので完全分解となります。

 

   

倒立フォークの分解には特殊工具が必要となります。

メーカーが販売している特殊工具の値段は1万円弱、他のメーカーでは3万円台のもあります。

自作している人もいますが、某有名通販サイトで2500円くらいからあり、お値段が安価だからといって問題もなく充分使えます。

 

とりあえず分解

個人の感想としては、正立フォークよりも倒立フォークの方が分解や組み立てはしやすく感じます。

 

KYBの専用スペシャルサスの秘密はこのインナーにあるようです。

ただの伸縮する棒にしか見えませんが、オリフィスやバルブ径とかいろいろなノウハウが詰め込められているようです。

 

   

ここでスズキ機工のLSベルハンマーゴールドのオイルスプレー登場

オイルシールの内側に軽くスプレーをして、摺動部の抵抗を限りなく減らす算段です。

たぶんプラシーボレベルで、変化を感じ取れるとは思いませんが気分は大事です。

 

あとは元通りに組み付けて完了

 

後日乗った感想

 

オーバーホール前と後では違いがほとんど分からない

感じ取ろうと思えば微々たるレベルで分かる

でもオーバーホールしたことを言われなければ気づかない

 

分解前のフロントフォークはあまりへたっていなかったと思いたいです。