千葉、東京、オンラインで活動中、ビューティーアップアーティスト、トット先生こと、福永ともみです♡
子供写真館に来た、10歳の女の子。
パパとママと、弟と来ていた。
弟が先に撮影をしていて、少ししたら、10歳の女の子がシクシクと泣き始めた。
それに気付いてすぐに声をかけたらママが、『撮影したくないと言ってるんです…』と教えてくれた。
赤ちゃんや小さい子ではないので、遊んだりお菓子で誤魔化せる訳ではない。
この子に必要なのは、『話を聞く』って言うことだ、と思った。
少し話をしたら、表情が柔らかくなったのがわかって、そのタイミングでパパとママと弟が席を外してくれた。
そこから、少しずつ話をして。
何が嫌なのか、どこが辛いのかを少しずつ聞いた。
私は、『お姉さんはね、女の子を可愛く撮るのがとっても上手なの。絶対に可愛く撮ってあげるから撮ってみない?』と目を見て伝えた。
話をして行くうちに、"これだったら撮れる"っていう気持ちが見えて来たので、提案をしていくうちに、涙が止まらなかった女の子がスタジオに入ってくれた。
そこからは早かった。
コミニュケーションを取っていくうちに、歯を見せて笑ってくれるようになった。
元々、スタイルもよくて、美人さんの女の子。
背比べしたらトット先生とほぼ同じ身長だったよ笑
どんどん素敵な表情になって、最後には爆笑の写真も撮らせてくれた。
私は、100%女の子の意見を尊重したのね。
パパやママに、『こんな方法で撮らせて下さい。撮影風景は見れませんが、写真が出来上がったらお楽しみ頂けるようにしますので。』とお願いをして。
女の子は多くを語らないし、どう感じてるのかは答え合わせが出来ない。
それがカウンセリングに似てるなぁ、隣り合わせだなぁと思った。
いい写真を撮るだけじゃなくて、コミニュケーションがまず大事。
心を開くから、いい写真が撮れる。
女の子は、私が思うに、どう表現していいかわからないし、家族にそんな顔を見られたくないし、とっても不安になってしまったのかな。
着物やドレスは着れて嬉しいけど、どんな顔をしていいかわからなくて、辛くなっちゃったのかな。
なんだか、話を聞いていたらそんな思いが少しだけわかったような気がして。
私に関わってくれたのだから、私に撮影をさせてくれるのだから、『楽しかった!来てよかった!』って思って貰えると信じて、撮影をした。
最初は、泣き顔だった女の子の笑顔が見れて、こっちが涙が出るほど嬉しかったな。