3.東京湾に流れ込む利根川を治水する | seko-yaブログ

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へそ曲がりが始めた『学校で教わらなかった日本の歴史』です。
 日本の歴史を、見方を変えて解釈すると、かえって昔の人達が生き生きとして見えてきます。
他に特定地域の歴史等色々な情報をご紹介していこうと思います。

 
 
 
1590年、家康は秀吉から、関東(江戸)へ移封されます。
秀吉が危険な家康を、遠くの湿地帯へ放逐したとも、秀吉自身が江戸の価値を見抜き、家康にそれを託したとも言われています。
 江戸城を築いたとき、江戸城の北、東、南は湿地帯で、大阪城同様の難攻不落の城になっていたといわれています。
 この湿地帯を作っていたのが、当時東京湾に流れ込んでいた荒川、元荒川、利根川、渡良瀬川の4本の川でした。(小さい川は省略。)
 昔の隅田川は、何本の川を集めた川だったのでしょうか!?
そりゃ大雨になれば、溢れるわな!!
一方、関東平野は大きく、ここを農地として活用できれば安定的に食料を確保できます。
 江戸城防衛のための湿地帯と、食料(米)生産を可能にする乾いた農耕に適した大地、両方を望むことは矛盾に見えます。
 家康は、この矛盾をどう解決したのでしょうか!?