夢想から構想へ② | けいせつ基金 〜空の下でハミング♫〜

けいせつ基金 〜空の下でハミング♫〜

茨城県を犬殺処分ワーストから脱却させるために立ち上げた基金です

茨城県動物指導センターの

「中型雑種の成犬」の収容状況は

過密を極めています。


これをなんとかするために

「中型雑種の成犬」の譲渡を一層進めていくことは、言うまでもなくとても大切です。


しかしもう一方で

「中型雑種の成犬」の問題を解決するために、あえて「子犬」に注目すること。


これも同様に大切だと思っています。


「中型雑種の成犬」の問題の源泉は「子犬」の問題だからです。


「中型雑種の成犬」の問題を解決するために、「子犬」の問題に取り組む。


これが間違っていないのと同じように


「野良犬」の問題を解決するために、「飼い犬」の屋外飼育・未不妊化の問題に取り組む。


これも正しいと思います。


不妊手術をしていないメス犬を外飼いしているのは


実は、野良犬のメス犬がその辺を闊歩しているのと、なんら違いはありません。


この事実は、みなさんご承知のようで、あまり強く認識できてないように思います。


野良犬がいる。

10匹のメス犬の中に1匹のオスがいる。


この状況を楽観的に見られる人は、僕らのような活動をする者の中には、1人もいないでしょう。


だけど


不妊化できていないメス犬が、この辺りに10匹外飼いされている。


この状況を

「困ったねぇ…」

くらいの認識でいるならば、ちょっと違うと思います。


例えばそこに

自由に歩けるオス犬が1匹いたとしたら


野良犬かもしれません。

放し飼い、あるいは脱走の犬かもしれません。


とにかく

不妊化できていないメス犬が、この辺りに10匹外飼いされていて

そこに

自由に歩けるオス犬が1匹いる。


恐ろしいと思いませんか?


不妊化できていない飼い犬がいる。

10匹のメス犬と1匹のオスがいる。


野良犬がいる。

10匹のメス犬と1匹のオスがいる。


何か違いはあると思いますか?


違いがあるとすれば


飼い犬の方は

オス犬が会いに行けば、確実にメス犬が繋がれている…とか


飼い犬だから、食べ物に困らない、交通事故のリスクもないので、子犬が産まれたら、産まれた数だけ育ちやすい…とか


命が失われない話なのですから、良い話だと言えばそうとも言えますが


僕らの活動からすると、解決から遠ざかる要素であることは否定できません。


「子犬」に注目することは、「成犬」の問題に大いに関係がある。


「飼い犬」に注目することは、「野良犬」の問題に大いに関係がある。


これが、けいせつ基金の考え方です。


けいせつ基金は

「パピーケアボランティア」さん

を募集しようとしています。


けいせつ基金の真の目的はもちろん

母犬の不妊手術です。


(準備が整い次第、↓これを近隣のスーパーマーケットなどに掲示してもらう予定です)