長野県動物愛護センター ハローアニマルは、世界一のセンターだと僕は思います。
何をもって世界一か?
少なくとも、日本が目指すべき姿として一番適したものを選ぶのであれば、世界で一番それにふさわしいと思います。
お忙しい中、惜しまずに全てを見せてくださった所長さんに、僕が発した言葉は…
あんなスレスレの言葉をよく吐いたものだと、自分でも驚いたのですが
「ありがとうございました。
全然参考になりませんでした。」
でした。
↑こんなこと言う?普通(^^;;
だけど、すっと出た言葉でした。
事前に、僕が茨城県から来た…ということをご承知だった所長さんでしたから、僕の無茶苦茶な言葉にも、真意を汲み取ってくださったようです。
「長野県も16年前は酷いものでしたよ」
そう言って笑ってくださいました。
今僕は、世界一のセンターに立っている。
海外の話ではない、紛れもなく国内のセンターだ。
だけど、茨城が今すぐ着手すべきことは、今見たここにはほとんど無い…そう思いました。
僕の信念は、さらに揺るぎないものになっていました。
まずは不妊去勢手術だ
過剰な繁殖を抑えることが、何よりも先だ。
欲しい。
ハローアニマルが茨城にも欲しい。
だけどそれを実現したいと本気で思うなら、それができる状況にまずならないといけない。
土日も県民に開かれたセンター。
それを模して
「ただちに茨城県動物指導センターも、土日に業務を…」
なんて言う気には全くなれません。
まず個体数を減らしましょうよ。
減らす…は正確じゃないな。
個体数を「正常化」させましょうよ。
センターの職員さんが、土日も働きたくなるような環境を整えましょうよ。
訪れた県民が顔をしかめるのではなく、笑顔になるセンターを、もう一度行きたくなるセンターを目指すために、望まない繁殖を止めましょうよ。
今すぐ長野県を目標にしたくなるのは、全く正常だと思いますが、ただちに真似ができることなど、ここにはほとんどありません。
最後に、所長さんとの会話を
↑現状に満足することを知らない所長さん。
猫についての熱い想いを語ってくださったあと…
僕は次の言葉に大きく頷きました。
格好をつけるわけではありませんが、僕もいつも同じことを考えていました。
↑「人に対する取り組み」
これだよ!
これですよ!
話途中になっちゃって失礼しちゃったんですが(^^;;
最後に
やっぱりな
…というお言葉を聞けました。
ハローアニマルが、不登校児も含め、子どもたちを大切にするのはなぜか?
ハローアニマルが、お年寄りや障がいをもつ方々を大切にするのはなぜか?
そこに働く、職員を大切にするのはなぜか?
「人」を大切にするのはなぜか?
それは動物を大切にすることと全く矛盾しないのです。
ここに、ハローアニマルの前所長さんが書いたものがあります。
①「保健所に連れていけば殺されてしまう」と云う住民の考え方を払拭させる。②嫌な仕事から住民に喜ばれる仕事への事業転換を図り、職員のモチベーションを上げる、の2点について、全会員が共通認識を持ち…
ね?
最初から「人」の方に向いてるんですよ。
「人」なんです。
世界一の動物愛護センター「長野県動物愛護センター ハローアニマル」の僕のレポートをこれで終わります。
長いレポートに最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
明日は4月28日。
県庁県議会議事堂にて、茨城県の動物愛護行政のこれからを決める大切な会合に、けいせつ基金代表として、僕も呼んでいただいてます。
声なく消えて行った、幾多もの小さな命たち。
彼らの声の代わりに、僕はもうひと頑張りしなければいけません。
あすか、ひらり、空、伸、一休、さちほ、すず
そしてトト。
お父さんを見ててくれ。