Vol.186b【出張はりきゅう師の推理】 | 電子書籍で「出帆」しませんか!?

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傘の名札に名前を書こうとした時
娘が言いました。

「嘘の名前書かないとダメだよ!」

小学生の頃のことです。

同じ年頃の女の子が事件に遭った
というニュースを見たばかりでした。

犯人は、女の子の名前を呼んで
きっかけを作りました。

その女の子のスニーカーには
名前が書いてあったのです。

「気をつけるんだよ」と
注意喚起した私たちに対して、
娘が出した答えがこれでした。

偽名を書く!

でも、何という名前にする!?

あまり変な名前は書きたくないよね?

素敵な名前だと
つい振り向いちゃうよね?

さんざん迷った挙句
本名を書くことにしました。


こんにちは!
ス ー ッ と 楽 に な る !
出 張 は り き ゅ う 師 の
とがし としみつ です。



今日は新規のお客様への訪問。

スマホのカーナビが
目的地の前に着いたことを告げる。

家の周りの様子は
出発前に同じアプリで確認したのと
変わらない。

全くの初めてであるにも関わらず、
通い慣れているかのように
ためらうことなく
車を止めることができた。

庭には、
青いプラスチックの植木鉢。

アサガオのつるは枯れかかっているが
鉢はまだ新しい。

今年配られたものに違いない。

小学一年生がいるということだ。

しかも男の子の名前が
ひらがなで大きく書いてある。

玄関でインターホンを探したら
表札が目に入った。

住所と
家族全員の名前が書いてある。

こんなに情報を開示している家は
最近は珍しい。

6人家族。

老夫婦と若夫婦。

小一の男の子には妹がいるようだ。

今日呼んでくれたのは、
お婆ちゃんのほうだろう。

「どうぞ」という声がしたので
ドアを開けた。

やはり
初老の元気な女性が
出てきてくれた。

お婆ちゃんと呼ぶには
ちょっと若い気もする。

通されたのは茶の間。

畳の部屋の真ん中に
和室用の低いテーブル。

なのに、テレビは
高い棚の上に置いてある。

テレビの隣には
近くの調剤薬局から
二週間前に出された薬。

整形外科の隣にある薬局だ。

お婆ちゃんの名前が書いてあり、
薬は鎮痛剤と湿布。

と、まあ、こんな感じで
治療前の情報収集を行います。

これは出張はりきゅう師だから
できること。

治療院に来ていただいた場合は、
問診の比重が大きくなります。

問診は、お客様の記憶だけが頼り。

これが
意外に不正確な場合が多いのです。

「整形外科にかかったのは
一週間前からです」
とか言われたりします。

「ブブーッ!
テレビの横にある袋が
二週間前だと言ってるんだよ!」
と指摘したりはしませんが。

人間は否定されることが大嫌いです。

そして、
相手を否定することも不快です。

「いいえ」と
言い続けなければいけない相手には
心理的に距離を置きます。

なので、お客様が
「はい」と答えられる質問を
続けるように心がけます。

「お孫さんは小学生ですか?」

「整形外科は
そこの○○クリニックですか?」

「頂いているお薬は
痛み止めの飲み薬と湿布ですかね?」

お婆ちゃんの症状は
首の痛み、腕のしびれ、時々頭痛。

整形外科の診断を受けているので
頸椎の問題は除外するとして…

触診してみると
後頭部の首の付け根が
とても凝っています。

「これが首のコリの原因の
全てではないと思いますが…」

私は、ひとつ
気づいたことを話しました。

「テレビの高さなのですが、
椅子に座ると
ちょうどいいくらいの高さだと
思うんです。

下に座ると、かなり
見上げないといけないですよね。

テーブルにもたれると
背中は丸くなりますから、首は
かなり反った状態になります。

テレビを見ている間、
首の後ろの筋肉は
ずっと緊張し続けます」

考えられる改善策は2つ。

①座椅子を使って、
後ろにもたれるようにする。

または
②テレビを少し下に移動する。

こんな提案も
出張はりきゅう師だから
できることです。


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