Vol.184c【メタ認知は昔から】 | 電子書籍で「出帆」しませんか!?

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二つの玉ということは…あれだ!

小学生の頃、先生の話を聞いていて
わたしはすぐに確信しました。

先生は、こんな話をしていました。

人間はみんな、
心の中に黒い玉と白い玉を
持っている。

悪いことをすると
黒い玉が大きくなる。

良いことをすると
白い玉が大きくなる。

悪いことばかりしていると
黒い玉はどんどんどんどん
大きくなる。

白い玉が見えないくらいになると
私たちはもう
悪いことしかできなくなる。

もう取り返しがつかない。

だから、黒い玉が
大きくなるようなことを
してはいけない。

白い玉が大きくなることだけを
やりなさい。

イメージしやすい話だったので、
しっかり記憶に残りました。

あれは
小学4年の頃だったと思います。

下校する時は、いつも友達と3人で
帰っていました。

ある日のこと、道の脇の草むらに
大人の人しか見てはいけない写真集が
捨ててあるのを発見しました。

私たちは通り過ぎることができず、
立ち尽くして
それを見つめていました。

一人が「オガテキタ!」
(「大きくなってきた!」)
と言いました。

「俺も!」と、もう一人。

何のことを言っているのか
すぐに分かりました。

「俺も!」と私も言いました。

大きくなっている…

これが良いことなはずが無いから
黒いほうが大きくなっているんだ…

その本から離れると小さくなったので
ホッとしました。

でも、
また見たいという気持ちに
抗うことはできず、
翌日もその秘密の場所に
立ち寄りました。

そして、
「オガテキタ!」「オレモ!」
「オレモ!」と叫び合う
土人の儀式のようなことを
繰り返しました。

神様が僕たちを見ていて
大きくさせているのだろうか…

お怒りなのだろうか…

家に着くまでの間、
悪いことをしてしまったという
自責の念に身悶えしていました。

こうして私たちは
良心の呵責を学んだのです。

何日かして、大きくなっているのが
玉ではないことに気づきましたが、
先生に質問することは
できませんでした。


こんにちは!

スラスラ解る!
小林教室特別講師の

とがし としみつ です。


かつて、日本は
「恥の文化」だと言われていました。

世間体や外聞を気にする
ということだとすれば
確かにそうでしたね。

今は分かりませんが。

子どもを叱る時も
「ほら、あそこのオジサンが
ウルサイって思ってるわよ!
だから、静かにしなさい!」
みたいな叱り方を
よく耳にしました。

周りを見ると、
男は私しかいないじゃないか!

子どもよりアンタのほうが
ずっとずっとウルサイわい!

大学生の時でしたからね。

こうやって、お互いを
監視しているような雰囲気が
ありました。

窮屈でした…

でも、この文化は
自分を客観視する点では
悪くなかったのかなと最近思います。

自分を「あそこのオジサン」とか
「神様」の視点で
離れて見つめてみる。

リラグゼ―ションなら
良いとか悪いとかの評価をしないで
静かに自分を観察する…

これは
マインドフルネスですね。

勉強ならば、メタ認知です。

新学習指導要領では
「自分の思考や行動を客観的に把握し
認識する」と説明してあります。

でも、具体的にどういうことかを
ネットなどで見てみると…

自分のモチベーションのコントロール、
長所(得意)や短所(不得意)の自覚、
机周りなど環境の改善、等々、

公文の先生の研修会では
何年も前に話題になっていること
ばかりです。

これまでも
以下のような段階を踏んで、
メタ認知は
養われてきたんじゃないのかなと
思います。

①コーチのような先生が
外部から客観的な視点で
様々なことを把握し指導してあげる。

②やがて、学習者の中に
「公文の先生」の視点が生まれてくる。

③「先生だったら、こんな時
こう言うだろうな…」と気づき、
独りでに対処法も思いつく。

ここまでできるのが
公文が目指す自学自習のはず。

メタ認知という概念は
最近のものですが、
具体的なことは
昔から行われていたように思います。

そう考えれば、若い私が
オジサン呼ばわりされた甲斐も
あったというものです。



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