年会費の差 | カード会社の淘汰・再編
高島屋は年会費無料のサービスが足を引っ張っている。

無料の負担をすべて高島屋側で負っているために、カード発行から運用まで経費は莫大だ。

もし、三越や伊勢丹のように2000円の年会費を取れば、300万会員×2000円=60億円の収入を得ることが出来る。

さらに、高島屋は提携力ード加盟店での利用で0.5%のポイントを付与しているが、その原資は高島屋が負担している。

それらの持ち出し分を加えると、伊勢丹よりも高島屋のほうが拠出額は巨大になるかもしれない。

景気の後退がさらに進み、各社の業績が悪化した場合には、何らかの手を打つ必要は出てくるだろう。

持ち出しになるのは事実だが、それをコスト負担と感じるか、これくらいのコストで済んでいると見るかの違いだという。