DHAに続き、

もしかしたら効果があるかもシリーズ第二弾


今から、ちょうど10年前にNHKで放送されて、

すごく話題になった番組がありました。

(あの頃は、息子が低学年の頃で大変すぎて、

NHKのハートネットTVをはじめ、

NHKからかなりの情報を集めていました。

受信料払っても、元取れてた感!ありました)


それは

  NHKスペシャル「腸内フローラ〜解明!驚異の細菌パワー」


(☝️ダイジェスト版動画が視聴できます)


腸内フローラ(腸内細菌の生態系)に、今注目が集まっている。私たちの腸内には100兆以上もの細菌が住んでいて、その菌が出す物質が全身の健康と深く関わっていることが分かってきた。美肌やダイエットなど身近な話から、がんや糖尿病、うつなどの病気まで。既存の治療だけでは限界のある病気に対する切り札として、腸内フローラが脚光を浴びているのだ。最先端の研究を紹介しながら、腸内細菌と人間の知られざる関係に迫る。

(番組紹介文から抜粋)


第46回科学放送高柳賞優秀賞」「科学ジャーナリスト賞2015」受賞


腸内フローラが、さまざまな病気にいかに関連しているか、特にメンタル面の話がとても興味深かった記憶があります。マウスに腸内フローラの細菌を注入すると、マウスの性格が変わる内容が衝撃的でした。


そして、この放送をきっかけに、自閉症スペクトラム障害や発達障害と、腸内細菌の関わりが多く語られはじめたように思います。


脳と腸は密接に関係している、「脳腸相関」という考え方です。今や、多くの脳科学の学者や医師、メディアがネットで発信しています。



自閉症スペクトラム障害の人は、多くの人が消化器系の症状があると言われていますが、

腸から脳への内臓知覚と言われる、消化管内腔の粘膜細胞からの信号が、さまざまな神経をとおり、脳の視床、皮質へ伝えられると言われています。


また、消化器系のトラブルが、薄くなっている腸壁から血液に流れ、脳に伝わって、メンタルの不調やさまざまな病気を生じさせるというリーキーガット症候群もあります。

うちは、息子は嘔吐はありますが、腸はとても健康です。しかし、ギフテッド夫は若い頃から、ずっと過敏性腸症候群のようで、一応、毎日ヨーグルトを取ったりしていますが、メンタルはなかなか改善されていません。



米国アリゾナ州立大学の研究チームが発表した研究結果では、自閉症重度の18名の子供に、健康な人の腸内フローラを移したところ、自閉症特有の症状も次第に改善され、治療終了から2年後の追跡調査でも、症状はなんと4割以上改善したと報告されています。



ただ、腸内フローラの菌移植って、便移植が基本みたいで、腸内洗浄した後の採取したものと言っても、私は抵抗が…と思っていたら、すでに、実際の菌移植をされている方のお話しがありました。自費医療で、数はまだ少ないながら、菌移植できる病院が全国にあるそうで、一般の方でもう実行されていた方もいらしたんですね。知りませんでした。


ただ、うちのように、今、息子は大学生ですが、中学生あたりから、上記の症状がほとんどない場合もありますので、親ごさんの判断は難しいですね。

腸内細菌には、身体によい善玉菌とわるい悪玉菌が共存していますが、この種類の多くは7歳ぐらいまでの食生活で決定されるそうです。


うちの息子、3〜6才の頃の幼児期、保育園や療育センターの通園施設で、管理栄養士さんが作ってくれる美味しい給食を毎日頂いていました。

腸が快調なのは、この頃の食生活の影響があるのかなと思います。

さらに、うちは、私が豆腐系大豆食品、キノコが好き、肉より魚が好きなので、息子、同世代に比べて、うちではそういう食事が多かったので、
意識はしていませんでしたが、食事療法になって、腸内フローラの状態が良いのかな?と思っています。

家庭では同じ食事しているのに、夫は完全に手遅れです。そういえば、年取ったマウスでは、菌移植も効果がなかったという話を見かけました😰。

 

「腸内フローラ」ブームを巻き起こした
話題沸騰のNHKスペシャル、ついに書籍化!