こんにちは。四国の睡眠栄養アドバイザーの仲村です。
眠れないときにお酒を飲んだら、よく眠れると思っている方は多いのではないでしょうか?
実は半分間違っています 。 余談ですが、私はほとんどアルコールは飲まないのですが、
正月に実家でアルコールを 飲んだら、夜目が覚めて眠れなかったのを覚えてます。
日本、中国、ドイツ、ブラジルなど10か国4万人を対象にした調査によると 眠れないときの対策として、寝酒をすると答えた方の割合が30パーセントと 10か国中ダントツのトップでした。
また眠れないときに、睡眠外来などを受診する割合は10パーセント未満といわれており 10か国中最下位でした。
理由は様々あると思いますが、個人的には眠れない人の多くが、『睡眠薬は使いたくない』 睡眠外来などの病院を受診するのは、抵抗がある、睡眠薬を飲むくらいなら、アルコールを飲んで 寝たほうがいいという考えがあるのではないかと思います。
確かにお酒を飲んで寝ると、血行がよくなり、寝つきはよくなりますが、数時間後にはアルコールは肝臓で分解されて、アセドアルデヒドという覚醒物質が出て、中途覚醒や早朝覚醒が起こるといわれています。 またアルコールには利尿作用があり、寝ている途中で、目が覚めてトイレに行ったり喉が渇いたりします。
寝酒を続けることで、体がアルコールに慣れてしまいます。その結果アルコールの量が増えてしまい、 アルコール依存症が起こりやすくなります
アルコールには筋肉を緩める働きがあります。寝ている間にのどや舌の筋肉が緩み、気道が狭くなることで、 いびきをかきやすくなります。
ひどい場合は気道がふさがれ、呼吸困難になり、命にかかわる場合もあります
アルコールを摂ることで、血液が固まりやすくなるため、寝酒を繰り返すことにより、脳梗塞や心筋梗塞を起こすことになり、
最悪の場合睡眠中に突然死が起こることがあります。
睡眠中にアルコールを分解するのに、使うため、
内臓は休みことができずに慢性疲労やむくみ 肝硬変などの内臓障害の原因となる場合があります。
睡眠薬も続けると、体に負担が出ますが、寝る前のアルコールは、命にかかわる場合があるので 注意が必要です
飲まないのが一番いいのですが、仕事や付き合いでどうしても飲まないといけない機会も あると思います。
その場合アルコールは寝る3時間から4時間前までにするのが、ベストです。
温かいハーブティーや常温の水などがおすすめです。
ハーブティーならカモミールやリンデンフラワーなどがおすすめです。
また機会があれば詳しく説明します。
コーヒーや紅茶などのカフェイン類、ジュースなどは控えてください。
- 朝起きても疲れが取れない
- 睡眠薬がないと眠れない
- 休みの日は昼まで寝ている
などもしかしたら睡眠負債かも知れません。
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