あなたは
解剖学を現場で活かせてますか

解剖学的な知識は現場で使う全ての技術の「土台」になる事は皆さんご存じだと思います!

しかし、実際に解剖学的な知識を現場のテクニックに活かすには○○○○力が必要なのです…
それは何か?

それは「イメージ力」です。
解剖学的な筋の起始、停止などを正確に覚えていても、現場で実際のクライアントに対した際に、どのようにイメージして表現出来るか?で知識が活かされるか?否か?が決まります。

本講座では…
筋、骨格、靭帯などのイメージ力を養うために、解剖学的に筋、骨格、靭帯をなぞるだけではなく
実際の身体に筋、骨格、靭帯を「描く」「シールを貼る」などの工夫をしてイメージ力を養います。

講座内容



1.講座テーマ①股関節の筋、骨格、靭帯の触察


  • 上前腸骨棘、下前腸骨棘、上後腸骨棘、下後腸骨棘、座骨、座骨棘、などの触察
  • 仙結節靭帯、鼠経靭帯、などの触察
  • 大殿筋、中殿筋、小殿筋、などの触察
  • 深層外旋六筋、大腿筋膜張筋、腸脛靭帯、内転筋、ハムストリングス、などの触察

2.開催日時・参加費

  • 開催日時 令和4年 11月27日(日)9時30分~11時30分
  • 参加費 4000円 Web受講 2000円

3.会場・諸注意



受講生は当日の配信動画をアーカイブで閲覧可能!


会場&Web受講生の方は当日の動画配信をアーカイブにて自由に閲覧可能です。


プロの現場で活躍できるための実践ワークの開催


当日は「触察講座」で身に着けた解剖学のイメージを、即実践で使える技術に還元できる「股関節」をテーマにした「関節への徒手的アプローチセミナー」を「触察講座」の後に同会場で開催いたします。
同時お申込みは受講料割引の対象となりますので、宜しければ参加ご検討ください。

注意!関節への徒手的アプローチセミナーはNSCAの単位取得対象となりません!ご注意下さい。

講師紹介

理学療法士
梅澤拓未(うめざわたくみ)先生


<経歴>

理学療法士として、急性期病院・認知症専門病院で13年、中国の自費での片麻痺リハビリ専門クリニックで1年半勤務。
現在はリハ業務のほか、自身の太極拳教室の生徒の指導も行っている。

<資格>
理学療法士
呼吸療法認定士
認知症ケア専門士
介護支援専門員(ケアマネージャー)
福祉住環境コーディネーター2級
日本コアコンディショニング協会マスタートレーナー
武術太極拳連盟太極拳初段及び公認普及指導員

セミナーのお申し込みはこちら

 

《締め切り間近!8月28日バドミントン競技パフォーマンスUPの基礎 Web&セミナー》

 

 

バドミントン競技の基礎として、しっかり身に着けていないといけない「3つの基本動作」を

パラリンピック日本代表選手のトレーナーも務める、講師オリジナルの「誰でも」「すぐに」実践可能な評価法、改善方法を学ぶ!

Web&対面セミナー「バドミントン競技パフォーマンスUPの基礎」のお申込み締め切りがいよいよ近づいてきました!(8月27日まで)

 

この度は講師の近藤洋先生にお時間を作っていただき、TC研究会代表の奥川が28日のセミナーに関する事前インタビューをさせていただきました。

 

✅セミナー(ウェビナー)開催までの経緯

✅バドミントン競技の特徴

✅基礎となる「3つの動き」とは?

✅独自の評価法について

✅右利き選手のクセと改善アプローチについて

✅今回のセミナー(ウェビナー)のセールスポイント

✅近藤先生からの熱いメッセージ

 

以上について、インタビューしております(約14分)

宜しければご覧ください!

 

 

《バドミントン競技パフォーマンスUPの基礎》

 

実施日時 8月28日(日)10時~12時

会場 Web&新宿 おくがわ整体院

参加費 Web 1500円 会場 4000円

詳細・お申込み https://www.okugawaseitai.com/tc-labo0828

『胸郭について③』

 

- 胸郭の運動学について -

 

 

皆さんこんにちは。TC研究会 理学療法士の梅澤です。

本日もコラムに興味を持って頂き本当にありがとうございます。

今回も前回に引き続き胸郭について少しお話させて頂きたいと思います。

 

前回は我々ヒトの胸郭の進化について簡単に説明させて頂き、なぜこの様な形態になってきたのかをお話しさせて頂きました。

今回はそれらを踏まえて、胸郭の解剖学について簡単にお話していきたいと思いますので、復習だと思い読んで頂ければと思います。

 

 

今回は胸郭なので胸椎のことを中心に述べますが、一応脊椎についても少しお話しますと、脊椎の役割の主なものは3つあり、一つは重力に対して下肢や骨盤からの力を頭や手に伝達させることと、反対に頭や手、上半身の重みを骨盤や下肢に伝えたりことで これらの作用により重力下でも直立二足などを可能とします。

2つ目は、頭や骨盤の間の動きを作り出すことで、これらが作用することで直立二足歩行で疲労を少なく効率的な歩行を可能としています。

3つ目は脳を含め、そこから続く重要な神経である脊髄を保護することです。

 

 

脊椎の中で胸椎は全体として後弯しています。特徴として、上関節突起は後方下関節突起は前方を向き、隣り合う上下の椎骨と関節をつくっています。

 

また、第1胸椎の椎体側面には1個の肋骨頭と関節をつくる円形の上肋骨窩と半円形の下肋骨窩があります。 

第2~9胸椎の椎体側面には上下に半円形の上肋骨窩、下肋骨窩があり、上下の椎骨の上肋骨窩と下肋骨窩が合わさって1個の肋骨頭と関節をつくっています(下図左参照)。 

第10胸椎は半円形の上肋骨窩のみとなります。 

第11、12胸椎は椎体側面の中央に円形の肋骨窩があり、1個の肋骨頭と合わさります。 

第1~10胸椎の横突起には横突肋骨窩があり、1個の肋骨結節と関節をつくっています(下図参照)。

 

 

 

 

  

 

以上の部分が胸椎椎間関節と肋椎関節(肋骨頭関節、肋横突関節)に関係する簡単な解剖となります。関節の特徴などは今後のコラムで詳細にお話させて頂ければと思います。

 

 

次に胸肋関節に関係する解剖について述べていこうと思います。

 

胸骨胸骨柄、胸骨体、剣状突起からなっています。 胸骨柄の側面には第1肋軟骨と関節をつくる第1肋骨切痕があります。 胸骨体は上面で胸骨柄と軟骨によって結合し、側面には第2~7肋軟骨と関節をつくる第2~7肋軟骨切痕があります。剣状突起は上面で胸骨体と軟骨によって結合します。

 

肋骨は肋骨頭、肋骨頸、肋骨体からなり左右12対あります(上図右参照)。

第1~7肋骨は第1~7肋軟骨が胸骨と関節面をつくるため 真肋と言い、第8~12肋骨は肋軟骨が直接胸骨に付かず 仮肋と言います。 第8~10肋骨においては、肋軟骨は1つ上位の肋軟骨と結合します。 第11、12肋骨は胸骨につかず、浮遊しているので浮肋と言います。 また、肋骨は1つ下位の肋骨と肋間腔を形成します。 ちなみに胸腔ドレーン(胸水に対してなど)はこの肋間腔から挿入します。

 

今回の内容は皆さん既にわかっている内容だと思いますが、この後に続く胸郭の関節などについてのお話で使用する部分のため 復習もかねて書かせて頂きました。

次回も引き続き 胸郭 についてお話させて頂きたいと思いますのでよろしくお願い致します。

本日もコラムを読んで頂き本当にありがとうございました。