先日書いたブログ。
この中で、auカブコム証券×auPAYカードの組み合わせでの投信拓のクレカ積立てのポイント付与における優秀さが目立ちますねという話を書きました。
特に適用条件なく、またカードのグレード問わず（ゴールドなどではない）無印のauPAYカードでもクレカでの積立て設定可能な満額10万円まで1%のポイント付与率というのは、結構大盤振る舞いという印象でした。
先日、そのauPAYカードについてリリースが出ていました。
「au携帯電話(UQ mobile含む)契約がない場合と、年に1回以上の利用が無かった場合、年会費(1,375円)を請求していたが、6月以降は無条件で永年無料となる。」とのこと。
規約を見る限り、「年に1回以上の利用」にはクレカ積立ての支払いも含んでいたようですが、それが無くても年会費は無料になるとのこと。
となると、ここでの「利用が無いカード保有者」というと、キャンペーン絡みでポイント付与のためにポイ活としてカードを作っただけのユーザー（保有者）というあたりが該当する感じでしょうかね。
無料化する目的や意図はリリースでは触れていませんが、とにかく自社のクレジットカードを保有し続けてもらう中で、クレカ積立てでもポイント付与を目的としたキャンペーン参加でのカード利用でも、何らかのきっかけからカードを利用するユーザーになってもらえれば良いということかなと思います。
そういう意味では、冒頭リンクを張った先日の僕のブログ記事で書いた、手数料収入が見込めないユーザーからは相応の会費を徴収するという一つの方向性の真逆を行くような戦略を取っているように見えます。
携帯キャリアのau本体はともかくとして、金融・証券サービスといったあたりの事業としては、業界のトップグループには入れずセカンドグループの中の１社という感は否めませんでしたが、ここにきて他社との差別化・方向性の違いを打ち出してきているように思います。
特に、クレカ積立てのポイント付与について投資枠10万円へのアップに伴う付与条件についてはポイント付与率・適用カードもそのままで全額1％付与という満額回答については結構インパクトありましたしね。
今後、業界内での勢力を伸ばしていけるのか気にして見ていこうかなと思います。
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