日経平均かTOPIXか

さて、昨日の国内株式は下げましたねぇ。

日経平均が金曜日に比べて、千円弱下がったということで……

年明け以降の急激な上昇が一服したという感じかなぁと思います。

確かにここ一週間の推移を見ると確かに急激に下がっているように見えますが……

ちょっと引いて見てみると……

6ケ月分まで視野を広げると、上がったり下がったりの中のちょっと大きめの下げという感じ

3つのグラフはそれぞれhttps://nikkei225jp.com/chart/より

2年分見ると全体の中の小さな波、振れ幅の範囲だというイメージに変わります。

この先上がるか下がるかわかりませんけど、いずれにしてもこの1日の下げ幅自体はその程度のものということですね。

2年分で見ると、ここしばらく、特に年明けからの上昇が急激ですから、ここらで少し低調になっても（例えば2023の夏ごろから秋にかけてみたいな感じ）さもありなんという感じかなと。

ここらで一服の後、また上がっていっても、それはまた不思議ではないということでもあり。

（要は、この先どうなるかなんかわからんよねと）

率にすれば、昨日は日経平均が2.19％、TOPIXが2.20％の下げ。

この調子で1週間ずっと下がれば、それなりに下がっている感出てくるんでしょうけど、今日の株価を見てどうこうってのはあんまり意味はないでしょうかね。

あ、もちろん短期で売買している方は、この流れで儲かった方も損した方もそれなりにいるんだろうとは思いますが、あくまで長期投資という観点からの話です。

さて、その日経平均とTOPIX。

ニュースなどで、よく目にするのは日経平均の方が多いかなと思いますが（特にここ最近はバブル超え＝史上最高値、4万円超えという話題もありましたし）この機会に改めてその違いを確認してみると……

ニッセイ基礎研究所のレポートです。

違いというところだと、このあたりに集約されるのかなと思います。

「TOPIXは、東証一部に上場する全ての国内株式を対象とした国内株式指標である。」

「日経２２５は日経平均株価の略称で、日本経済新聞社が発表する株価指数である。東証一部上場銘柄のうち、日本株式市場を代表する225銘柄を対象としている。」「日経２２５のウェイトは、株価が高い銘柄ほどウェイトが高くなる株価平均型で算出される。」

以前、ネットメディアの記事だったか、どなたかのブログだったかで日経平均は歪な指標というような評価をされていましたが、株価が高い銘柄に引っ張られがちで東証一部全体を表現するには偏りが大きいのではないかというような主旨だったかと記憶しています。

米国株式を対象とした投資信託の全米株式とS&P500とかでも同じような乖離は生じるんでしょうけど、S＆P500は時価総額加重平均なので、単純に株価の平均をとっているわけではないので、またちょっと違う感じかなと思います。

ニッセイ基礎研究所のレポートでは、両者のパフォーマンスについても分析しています。

長期に投資した場合、過去の実績では、一括でも積立てでも日経平均の方が有利という結果になっていますね。

ただ、過去の実績はそうであったとしても、より分散が効いているという観点からはTOPIXの方が優位であるのだろうし、そのあたりは今後の成長（もしくは安定感）といった観点からどちらが良いのかというのは……

まあ、そんなのは誰にも分りませんね(;^_^A

まだ実際にやるかどうか結論出していないんですが……

直近、このあたりが影響しそうな話として、「もしトラ」への対処（リスク低減）として、iDeCoのスイッチングを考えているという話を最近記事しました

この記事の中では、ある程度の割合を国内株式のインデックスにすれば為替リスクを低減しつつカントリーリスクも分散できるかなと検討しましたが、この国内株式をTOPIXにするか日経平均にするかという選択が必要になります。

（iDeCoを開設している楽天証券だと、どちらのインデックスファンドも選択できる。TOPIXは三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド、日経平均はたわらノーロード日経225がそれぞれ対応します）

iDeCoについては、受け取り時の税金の関係から、どこかで一括して受け取る形におそらくなるのでそうなると運用期間はあまり長くなく……

それを考えると多少リスクを取ったとしてもリターンを求めたいかなぁということでは日経平均に志向するという方向性が優勢かな。

まあ、スイッチング自体をやるかどうかも含めて、やるとすれば夏ごろにするつもりなので、そのころまでにもう少し考えます(￣д￣)

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